書評
学習指導要領の改訂により、史資料から歴史を解釈する学習がクローズアップされている。 ただし、気を付けなければならないのが、生徒の自由な解釈を認めすぎると、歴史相対主義を招き、子どもたちの「事実」「史実」を探究しようとする意欲・姿勢を損ね、探…
岩崎圭祐「教師が個人的な見解を表明することの教育的効果ー政治的中立性に関する議論への一提言―」 (内容) 日本では、論争問題学習をする際、「政治的中立」という観点から、「教員が特定の見解を自分の考えとして述べることについては、教員の認識が生徒…
『社会科教育研究』139号が届いたので読みました。 今回のは面白い論稿があったので、いくつか紹介します。 小栗優貴・中山智貴「社会系教員志望学生は社会科教育に関する講義の何にレリバンスを見出したかー再生刺激法を通した教育大学大学生の自己報告を事…
(要約) 加藤公明実践のような「1つか2つの資料の読み込みに時間をかけ、議論をさせてはどうか」という批判への批判 加藤実践自体は意識的に、前の時代(これまでの授業)で獲得した見方を活用して資料の読み込みを行わせている。ただし、 1.生徒に探究…