青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

book

 角田将士 NG分析から導く社会科授業の新公式

NG分析から導く 社会科授業の新公式 作者:角田 将士 明治図書出版 Amazon 社会科授業とはどのような授業か。かつて棚橋健治氏は、「社会科の授業診断-よい授業に潜む危うさ研究」という本を出し、一般的に「よい」とされる社会科授業の類型化を試みている。…

今月読んだ本

〈社会的排除〉に向き合う授業―考え話し合う子どもたち 作者:坂井 俊樹 新泉社 Amazon 執筆者から献本いただきました。「排除」と「包摂」をテーマにした小学校から高校までの授業実践と、理論編が載せられています。特に夜間定時制が置かれている状況、とい…

社会科の課題設定と評価、見直してみませんか?

川端裕介の中学校社会科授業 見方・考え方を働かせる課題設定&評価スキル60 作者:川端 裕介 明治図書出版 Amazon 中学校の社会科実践でこれまでにもたくさんの本を出している川端裕介先生の最新本。裏の参考文献を見ると、小塩編著の『非認知能力』やニュー…

中等教育社会科教師の専門性育成

中等教育社会科教師の専門性育成 作者:荒井 正剛,坂井 俊樹,小瑶 史朗,川﨑 誠司,國分 麻里,渡部 竜也,日髙 智彦,竹内 裕一,田中 暁龍,鈴木 隆弘,篠塚 昭司,田﨑 義久,上園 悦史,高木 優,奥村 暁,矢景 裕子,小貫 篤,宮崎 三喜男,古家 正暢,山本 勝治,堀田 諭…

今月購入した本

世界史とは何か (岩波講座 世界歴史 第1巻) 岩波書店 Amazon 歴史総合向けに購入。導入の小川先生の論考と、最後の勝山先生の実践例を読むだけでも価値があると思います。

10月以降に買った本

激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書) 作者:池上彰,佐藤優 講談社 Amazon 1945年―60年の続編。この本を読むと、暴力的な左翼運動は、社会党系とともに葬られ、本来暴力的な革命運動を肯定していた共産党がその難を避けて現…

真正の評価とは

真正の評価――テストと教育評価の新しい科学に向けて 作者:ハロルド・バーラック,フレッド・M・ニューマン,エリザベス・アダムス,ダグ・A・アーチバルド,ティレル・バージェス,ジョン・レイヴン,トマス・A・ロンバーグ 春風社 Amazon 本書は、1992年にハロル…

 最近買った本

自由と国家―いま「憲法」のもつ意味 (岩波新書) 作者:陽一, 樋口 岩波書店 Amazon リベラル・デモクラシーの現在 「ネオリベラル」と「イリベラル」のはざまで (岩波新書) 作者:樋口 陽一 岩波書店 Amazon 「4つの89年」に興味を持って購入。「4つの89年」…

今月買った本

学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書) 作者:工藤勇一,鴻上尚史 講談社 Amazon 社会で求められている人材が変わっている中で、そこに気づいて徹底的に実践されている工藤勇一先生と、鴻上尚史さんとの対談本。 工藤先生の本をかな…

「見通し」を持った社会科学習の重要性

雑誌『社会科教育』10月号の特集が、「単元を貫く学習課題&授業プラン」。この号の特徴は、実際の「問い」や使用している「資料」が単元計画という形で、具体的に示されているところにある。これにより、先生方による追試可能な形態となっている。 (恥ずか…

 学ぶことを意味づけた歴史学習とは?

学びの意味を追究した中学校歴史の単元デザイン 作者:草原 和博,渡邉 巧 明治図書出版 Amazon 本書は、平成29年度版の中学校学習指導要領をベースとした上で、「歴史のを学ぶ意味を追求することのできる歴史学習とはどのようなものか」を具体的な単元で示し…

5月に買った本③

ここ数日で2冊の教育に関する本を買った。 最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方 (SB新書) 作者:工藤 勇一,青砥 瑞人 SBクリエイティブ Amazon 一つは、元麹町中学校校長の工藤勇一先生の本 やりすぎ教育: 商品化する子どもたち (ポプラ新書 た 10-1…

5月に買った本

どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書) 作者:宮口幸治 発売日: 2021/04/19 メディア: Kindle版 ケーキの切れない非行少年たちの第2弾。日本では「頑張れば報われる」、「頑張れば応援する」ということがよく言われるけど、…

1月に買った本

戦争は女の顔をしていない 2 (単行本コミックス) 作者:小梅 けいと 発売日: 2020/12/26 メディア: Kindle版 独ソ戦に従軍した女性たちの話をまとめた原作の漫画化第2巻。今回も、人々の視点から描く戦争の経験というのがありありと伝わってくる内容になって…

今月買った本

買った本をメモしておく。 歴史人口学事始め (ちくま新書) 作者:融, 速水 発売日: 2020/02/06 メディア: 新書 人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫) 作者:鬼頭宏 発売日: 2015/10/23 メディア: Kindle版 最新 図解で早わかり MaaSがまるごとわかる本 作…

先月と今月で買った本とDVD

いずれも教材研究のために。 松山ケンイチ主演 大河ドラマ 平清盛 完全版 DVD-BOX I 全7枚+特典ディスク【NHKスクエア限定商品】 メディア: DVD 大河ドラマ「平清盛」は視聴率は悪かったものの、日本史を教える上では、この上なく有益な情報がいっぱい。特…

買った本

コロナ自粛で全然本を買ってませんでしたが、少しずつ本を買い始めました。こないだは久々に書店にも行けました。 木簡 古代からの便り 発売日: 2020/02/28 メディア: 単行本 教材研究のために。ただ、自分にとって有益な情報は載ってなかった。朝日新聞で自…

今月買った本

買った本だけ掲載(まだ読んでない) 戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで (講談社現代新書) 作者:倉本 一宏 発売日: 2017/05/17 メディア: 新書 内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで (講談社現代新書) 作者:倉本 一宏 発売日: 20…

マンガ本買いまくり

先月は、教養書らしい本は読まず。むしろマンガ読みまくってました。 女子高生の無駄づかい (7) (角川コミックス・エース) 作者:ビーノ 発売日: 2020/01/10 メディア: コミック 浅川梨奈きっかけでテレビ朝日のドラマを見ましたが、なかなかシュールで面白い…

社会文化的アプローチに基づく社会科授業研究

協働・対話による社会科授業の創造 作者: 出版社/メーカー: 東信堂 発売日: 2020/01/15 メディア: 単行本 これまでの社会科授業研究に新たな一石を投じる本。この本を読むと、特に現場を持っている先生方にとって、自分の実践を研究へと転換できる理論的根拠…

今日買った本

買った本のリスト化のために、紹介だけ。 地域批評シリーズ25 これでいいのか茨城県 作者:岡島慎二,鈴木士郎 出版社/メーカー: マイクロマガジン社 発売日: 2018/05/25 メディア: 文庫 群馬・栃木・茨城 くらべてみたら? 「北関東三県」の不思議と謎 (じっぴ…

読書記(本当の貧困の話をしよう)

本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式 作者:石井 光太 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/09/27 メディア: 単行本 朝日新聞の書評を見て買いました。 授業の教材となりそうな実例、視点、考え方が載っています。 ノンフィクションライターで、様…

最近買った本

歴史教育「再」入門 歴史総合・日本史探究・世界史探究への"挑戦" 作者: 出版社/メーカー: 清水書院 発売日: 2019/12/17 メディア: 単行本 自分の同級生も載っています。 最近出ている歴史教育の中では、様々な研究者が、様々な視点で歴史教育を語っているの…

社会科教育に関する本

主権者教育論――学校カリキュラム・学力・教師 作者:渡部竜也 出版社/メーカー: 春風社 発売日: 2019/09/26 メディア: 単行本 読書紹介 渡部竜也『主権者教育論』 本書は、2005年に東京学芸大学に赴任してから渡部竜也先生が、主に2010年以降に述べられた、主…

教材研究のために買った本

現在、満州事変から終戦までを教えるため、以下の本を買いました。これ文庫になってたんですね。「なぜ、日本が戦争へと向かったのか」が、その理由がシンプルに描かれています。 日本人はなぜ戦争へと向かったのか: メディアと民衆・指導者編 (新潮文庫) 作…

書評(「歴史総合」の授業を創る)

高校社会「歴史総合」の授業を創る 作者: 原田智仁 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2019/11/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 来たるべき歴史総合に向けて、どんな授業を創っていったらよいのか、これについてまとめてある一冊。個人…

書評「Doing History:歴史で私たちは何ができるか?」

歴史総合パートナーズ9 Doing History:歴史で私たちは何ができるか? 作者: 渡部竜也 出版社/メーカー: 清水書院 発売日: 2019/10/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る バートン、レヴスティック著『コモングッドのための歴史教育』、ワインバ…

買った本の紹介

かがみの孤城 作者: 辻村深月 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2017/05/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (25件) を見る 待ち時間の暇つぶしのために購入。ちゃんと伏線がはられていて、最後に一気に回収する感じが心地よい。 あとは、いじめて…

今日買った本

アクティブ・ラーニング実践集 日本史 作者: 及川俊浩,杉山比呂之 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2019/03/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 山川出版社もついに、「問いの立て方」とか、「思考ツール」に注目した実践集を出したんだな…

買った本の紹介(7月)

歴史的に考えるとはどういうことかについて、本当に考えている本。 普段歴史的に考えているはずなのに、今の歴史教育がそれを意識化していないので、そういうことになっていないことが述べられている。 参考文献にクレヨンしんちゃんの「オトナ帝国の逆襲」…