青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

金八レビュー第6話〜ジェンダーフリー

 前回のソーラン節でどうやら金八先生は生徒の大半の心を惹きつけたようで、性教育のための人形で遊んで保健室の先生を悲しませた後も、きちんと謝り、今出来ること(掃除など)をきちんとする、第4話までには見られない光景でした。
 千田校長は革新的な考えを断固として受け入れないいわば、古典的教師といっていいでしょう。「性教育なんてやるから性の問題が蔓延するんだ」とか、「男には男らしく、女には女らしい教育をするのがいいのだ」とか「学問絶対主義」とかですね。しかし、今の子どもは軍団(心理学の用語ではギャング)を作らないがゆえに子ども考えというのが多種多様になってきています。そして、昨今の男女平等の考え方は確実に子どもに浸透はしてきています。しかし、実質的な男女平等には程遠いのが現状です。さらには、情報化社会により子どもが感化を受けるものは大人の知りうる範囲をはるかに超えたものとなっています。また、悪い大人が自分の欲求を満たすために性を知らない子どもたちに無理やり性に関することを要求するなど、昨今の性に関する問題はとどまるところを知りません。さらに、近年では初体験の年齢の低年齢化もあって、もはや学校での性に関する教育は避けては通れないところまで来ています。その意味で、小学校高学年で、性に関する様々な特徴を知り、さらには中学校において、正しい性のあり方、正しい性交渉の仕方(セーフティ・セックス)を教えていかなくてはならないと私は考えるのです。

 そのためには、性問題から教師が逃げないこと、そして、本気になって言うことが必要だと思います。性欲は人間の3大欲求の一つであり、それは人間にとっては防ぎようのないものです。いつから通らなくてはいけない大人への道を教育現場に持ち込み、恥ずかしい、いやらしいという感覚を抜きにした正しい性の教育が求められるのかな、と私は思います。
 ともあれ、性に関することは非常にプライベートなことなので、個人の体験にまで深く関わるのは良くないですよ。でも、性交渉に対する正しい理解がないと、きっとさらに子どもたちが落ちていきますよ。


 いずれにせよ、今の教育は千田校長みたいなステレオタイプ固定観念)的な考えでは今の教育界はうまくは渡り歩いていけないでしょうね。


 あ、今回は舞子(黒川智花)としゅうの坂を転がるシーンには正直ドキッとしてしまいました。やっぱ、アイドル好きだからでしょうか。
 「本を読もう」だって。僕も本を読まないとなあ・・・。