青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

金八レビュー第13話〜命の絆

 いやあ、今回はクラスシーンがメインだったので、3Bの演技力が見れたのではないでしょうか。 
 それにしても、クラスがだんだん一つになっていくとは考えたものです。崩れたクラスは確実にまとまりあるクラスへと変貌した証拠でしょうね。
 今回の主たるテーマは「命」なんですが、その前提として「あなたの夢は何ですか?」という質問を全員にしていました。これは将来のことでもいいし、目先のことでもいいわけです。もちろん、この「夢」に対して現実主義的に「何も無い。夢を追いかけず、現実を見ろ」といった指摘もあるでしょうが、それでも夢を見るということは若さゆえの特権であると私も思います。夢を公にすることで、相手(クラスメート)とその夢を語り合うことが出来る、共有することができる、そして、何より「夢」にたいして自己の目標を鮮明にできる(実現へ向かって動き出そうとすることができる)、これは本当に若さゆえの特権であり、ティーンには幾重にも可能性が広がっているわけです。
 私にも夢があります。それは「立派な教師になること。そして、最高のクラスを作ること」です。ここで言う「立派」は世間的に立派というのはもちろんのこと、人としての最低限度の常識を教えることができるような先生になることを指しています。非常に抽象的な夢かもしれませんが、それでも自分が将来、過去を振り返って充実した人生だった、職業だった、そんなふうに思える、そして、僕と接した生徒がそう思えるような人生にしたい、そんな夢があります。
 ですから、夢を持つということは人生の生きがいを見つけることに繋がります。生きがいを見つけるということは「明日も、そしてこれからも生きてやろう」といういのちの輝きにも繋がります。だから、人生を輝かせるためにはどんなに小さなことでもいいから夢を持ち、その実現を目指すのがいいのではないか、僕はそう思います。
 それにしても、あの命の授業は久しぶりに来るものがありましたね。自分が死を見つめた(妻の死)を引き合いに出して「捨ててもいい命なんて無い」。すばらしいと思います。何か今週の人権のテストにともすれば書きそうで怖い。それにしても、意識が回復して良かったですね。
 あと、みんながすすり泣いている中で一人笑顔を絶やさなかったやよ(岩田さゆり)の役者根性に拍手したいな。少なくとも僕はそう捉えたけど。