青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

祭りとわげもの

 この問題に関してはいろんな対策が講じられていますね。今回は一応この地域のねぶたにそこそこ精通している(自称)ねぶたオタの僕が今週1週間に渡ってカラスはねと問題も含め、いろいろ書いていこうと思います。
 1回目はカラスはねとについてです。
 カラスはねとはある意味青森ねぶたを象徴するかのごとく、犯罪24時とか全国ニュースとかでも有名だと思います。ピーク時で約1万2千人いたんですからすごいですよね。
 カラスはねとの僕なりの定義としては「正装(正しいねぶた衣装)を着ない人たち」のことでしょうか。つまり、浴衣ではなく、さらしをまいたものとか、太鼓を叩く人たちが着るような衣装とか。ちなみに本来の正装はちゃんと花笠もつけなくてはならないのですが、どうも映像を見る限りでは花笠無しは許容みたい。


 そういう人たちはまず衣装から平然とルール(迷惑防止条例だっけ?)を破っているので、その跳ね方、暴れ方も半端ないみたいで、かつてはビール瓶の欠片が観光客の目に刺さって、縫ったという傷害事件に発展した事も。そういういわゆるわげものは酒も入っていますし、独特のテンションの高さから破目を外しやすい状況になっているので、ああいう風に騒ぐのだと思います。まあ、津軽弁で言えば、血のじゃわめぎ方が違うと言ってもいいでしょうか。 


 それを減らすために取られたのが現在の一斉スタート、一斉解散方式なんですよね。ちなみに僕はこの運行スタイルになってからは見に行った事が無いのでよく分からないのですが、なんでも全部ねぶたが見られないんだとか。でも、この方式にしたことで、カラスはねとは激減し、ばからしくて正装にする人も増えたみたい。今年はカラスが380人だそうで、うち逮捕者は0。すごい効果ですね。なので、この方式でカラスはねとは減少し、健全な祭りに戻りつつあるという見解を観光コンベンション協会では出しているみたいです。

 
 しっかーし、問題はまだ山積みで、今日のRABでも入ってましたが、性質の悪いカラスがいないというわけではなく、RABのカメラも絡まれてました。さらに、今年はたすき(肩にかけるやつ)を巻かないで運行に参加したり、正装では出るけど、その後衣装を脱いで、さらしを露出させる、さらにはホイッスルで変なリズムを取るなどの問題が新たに起こり、正装している人の中でのマナーというのが問題になっているみたいです。さらには、違法な場所取りも起こり、景観が乱れるという問題も起こったようです。


 私見を述べさせていただくと、違反する衣装で出るくらいなら、祭りに出ないで、大人しく見てろ、出るんなら正装しろ、さらに違法な場所取りは条例で規制してシートやガムテープをばつばつとはがしてしまえ、というのが僕の見解なんですが、ねえ。
 青森ねぶたも従来の順番にねぶたがくる方式に戻って、カラスもいなくなればそれが万々歳なんですけど、祭りに乗じてさわぐわげものは止められそうにないですね。残念ながら。なので、何とか他人に迷惑をかけないで欲しいですね。


 明日は最近わげものの問題行動が増えてきた五所川原立佞武多を考えたいと思います。