青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

祭りとわげもの

 今日は3回目、今回は弘前ねぷたにはなぜカラスが少ないのか、なんですが、あくまでも僕が考えた、あるいは今日うちの親が言っていたことから総評すると、2つの要因があると思います。
 一つ目が「囃子のテンポが遅い」っていうのがありますね。弘前は合戦で言えば出陣前のお囃子で非常にゆっくり、かつ上品な囃子なんですね。なので、わげものがのることができないのではないか、という仮説。掛け声も「ヤーーーヤドーーー」とゆーーっくりいうもんですから。テンポの早い囃子に昔から慣れているもんですから、僕の足は弘前から遠のいているというのも上げられます。
 それから、今日うちの親が言っていたのは、弘前は一般参加型の祭りではない、ということ。あー、そういえば、弘前って飛び入りが出来ないし、出るんだったらどこかの団体に所属してそれなりに親密にならないと、出られないかもな、って思いました。青森や五所川原では跳ね人という形で参加可能ですが、弘前はそんな雰囲気ないですよね。曳き手と囃子方だけって感じがします。


 以上の2つの理由から弘前はカラスがいないんでしょう。で、これは八戸も同じであると思います。囃子はそうではないかもしれないけど、一般参加というのは難しいでしょう。そのように考えると、弘前や八戸は比較的上品な祭りであるから、わげものが入り込むことができないのではないか、しかも参加も飛び入りは難しい点からもカラスが少ないのが肯けますね。


 別にこれは青森や五所川原が下品ってわけじゃないですよ。でも、よーく考えると、弘前や八戸はもともと城下町ですからね。武士の祭りとして、上品な要素が強いんだと思います。これに対して青森や五所川原は商人層や民衆が中心となって出来た祭りですから、その辺からも祭りの性格って違うのではないでしょうか。
 明日(最終回)はもう少し自分の意見を総評してこの問題を終了させたいと思います。