青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日からしばらくの間、以下の本に掲載されている詩を使って、津軽弁のすばらしさを改めて確認していこうと思います。このぐらいしか今の僕にはできませんからね。

現代若者方言詩集―けっぱれ、ちゅら日本語

現代若者方言詩集―けっぱれ、ちゅら日本語


 ※ちなみに、著作権的に問題があったらこの企画はすぐに飛びますのでご了承ください。

 この本は大学の授業等を使って、全国の大学生に方言で詩を書いてもらい、その作品の一部を載せているものです。現代の若者が方言をどう思っているのか、どのくらい愛着を持っているのかが分かる作品ばかりです。(といっても青森付近ぐらいしか読んでないけど)
 最近の方言ブームは、地方独自の政治が重要視される中で必然的に生まれてきた流れであり、それが逆に関東に住む人たちに斬新さをもたらし、かえってそれがかっこよさ、秘密の危うさを感じるのかもしれません。かといって、関東に方言がないかといえば、それは大きな間違いで、東京には下町の江戸っ子の言葉、神奈川にも、埼玉にも方言はあります。むしろ、共通語とは単に、「共通で話せる語」という意味だけであって、津軽に行けば津軽弁が「共通語」なわけです。
 かつて方言は俗なものとして避けられていましたが、今はそんなことはありません。むしろ、方言はふるさとです。捨てるものではなく、残していくものでなければいけないと思います。この本に掲載されている方も、青森県だからといって弘前大学ばかりではなく、他の大学の方も多いです。大学は自己のアイデンティティーを揺さぶられる場、それが方言によって揺さぶられ、かえってそれが方言のすばらしさにつながっているのではないかと思います。
 それでは、今週1週間は何卒、私の出身地である青森・津軽弁をサンプルに方言のすばらしさについて考えていきましょう。