青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 何だか独り相撲になっているような気がしてものすごく寂しいのですが、気にせずやっていこうと思います。

 けっぱれ


 「けっぱれ」
 青森の方言の中で
 私が大好きな言葉の一つ


 「もうわんつか(もう少し)、けっぱれ」
 「けっぱれ、負けるな」


 弱る心身奮い立たせ
 不思議と力が湧いてくる
 「けっぱれ」はそんな言葉
 まじめで我慢強い青森の人


 参考としている本のサブタイトルにも書かれている「けっぱれ」ですが、意味はもちろん「頑張れ」っていう意味です。しかし、津軽人だって「頑張れ」とも言います。「けっぱれ」と「頑張れ」の違い、それは「頑張れ、わも応援しちゅーはんで」という自分も心底あなたを思って応援しているよ、だから頑張って、というニュアンスがこの「けっぱれ」にはこめられていると思います。まあ、トイレに行ってふんばるときも「けっぱる」とは言いますけどw。


 相手を思う津軽人の優しさと同族意識みたいなものがこの「けっぱれ」に込められているのではないでしょうか。ちなみにこの「けっぱれ」には接頭語として「のれ」や「のれそれ」をつけて、さらに頑張れ、死ぬ気で頑張れというニュアンスへと持っていくこともできます。まんだしばれるばって、もうわんつかけっぱれば、春くるはんで、けっぱれな。


 ちなみにこの詩を書いた人の名前を僕は聞いたことがあるような気がする。多分同じ学年で理数科にいた子だと思います。直接面識はないけど。演劇部だったかな?まあ、うちらの学年の演劇部の方々は何かと文学好き(幅広い意味で)の方が多かったので、このような感受性のある詩を作れるんでしょうね。僕とは雲泥の差。