青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日昼に暇ではなかったんだけど、ついつい惹かれて読んでたのが、地元紙のウェブ版。その中で知ってるようで知らなかったXバンドレーダーの問題について自分なりに考えてみたいと思う。これを読んでくれた人が少しでも政治に、地方自治に、興味を持ってくれたらいいなあって思いながら書ければと思います。
 そもそもXバンドレーダーって何だよ、そんなの聞いたことないよ、って言う方がほとんどだと思います。僕も地元の広報紙を眺める程度で特に気にもかけていませんでしたから。
ちなみにその地元紙には

日本が配備予定の国産の将来警戒管制レーダー(FPS―XX)よりも高い周波数を使用し、複数の弾頭やおとりなどを識別する能力を持つ。地上配備型と海上配備型があり、米国防総省が今年4月に完成を発表した。米国はミサイル防衛システムの一環として、年内にもアラスカ・アリューシャン列島に配備する方針を明らかにしている。

 と定義しています。まあ、簡単に言うと、日本に飛んできたミサイルを打ち落とすための設備みたいなもんですね。それが車力駐屯地に配備されることがつい最近(3月30日)にわが地元の前の町長がインパクトありすぎで、かなり影の薄い市長によって表明されました。
 えっ、これの何が問題なの?っていうことですけどなんですが。まあ、いろいろな面で問題があるのでそれはこの1週間で明らかにしていくとします。そのイントロダクションとして今日は


青森県の悲劇


 について考えてみたいと思います。従来、おらが町によく訳のわからない米軍の設備が来ることを手放しで歓迎する人はいないと思います。沖縄はその最たるものですし、最近では米軍の再編を巡って山口県の岩国市で住民投票(結果は受け入れ拒否)が実施されたことは記憶に新しいと思います。しかしながらこのXバンドレーダーに関しては、ほぼ車力一本でどうやら絞られていた模様です。しかも、


「米軍施設への抵抗が少なく、機密の保全も図りやすい土地」


 米軍の機密文書が青森県の印象を述べた短く、しかし的確に述べた言葉です。確かに青森県には三沢基地を始め、米軍の基地は多く存在します。しかも、青森県民はあまり相手の嫌がることは口には出せないやさしい方々の集まりです。その上財源もなく、入ってくる情報の量も非常に少ないです。


 しかも、青森県には三沢基地だけでなく、東通原発、六ヶ所の再処理施設などリスクの高い建物ばかりが揃っています。これだけリスクが揃っている県に、再びXバンドレーダーという米軍の肩を担ぐような施設をのうのうと受け入れていいものだろうか、と。



 あんまり話すとネタが尽きちゃうので程々にしておきますが、これだけリスクの高い施設、まあ、簡単に言うと、あっては困る施設ばかりが青森県に回ってきているとこういうわけですね。僕は東京に来て早2年になりますが、正直Xバンドのことを読んだときには、何も言わないから、結構従順に従うからといってこれほど青森が差別をされてもいいものだろうか、って思いましたね。


 東通や六ヶ所でメルトダウンが起きれば、まず間違いなく青森県は消え失せてしまうでしょう。これだけキレイで、人が暖かい青森県が一瞬で消えてなくなってしまうのです。青森県が日本の実験台にされているこの現状を、同じ青森県民はどう考えているのでしょうか?僕は悔しいです。もちろん、他の都道府県に住んでいる方も対岸の火事じゃ済まされない問題だと僕は思います。


 長くなってしまいました。明日以降も同じ主張を繰り返し、かつ、別な視点から東奥日報の特集を参考にしながら考えてみたいと思います。


 どうせあと半年で一旦消すのでとことん青森県主義にたった視点で物事を書いていきたいと考えています。格差社会の中で大きく苦しんでいるこの県の現状を突きつけてやります。