青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 ありきたりな文章を書きます。ご了承下さい。
 今日でJR福知山線脱線事故から一年が経ちます。ニュースでさっき見たのですが、「乗客を運んでいるのではなく、命を運んでいるのだ」っていう慰霊祭での遺族の言葉が非常に重く感じられました。また、昨日には山手線が全線ストップという異例の事態にも陥り、さらなる安全性が追求されている昨今であります。


 小泉首相が総理になって約5年、自民党をぶち壊すといい、その先行きの不安感から一時支持率を下げるも、先の衆議院議員選挙で大勝し、未だに力を誇っています。


 その小泉首相が掲げているものの一つに、「地方で出来るものは地方に、民間で出来るものは民間に」といういわゆる「小さな政府」を主張し、郵政民営化推進、地方自治体の合併推進など様々な施策を行っています。


 その政策の、つまり、「小さな政府」のほころびが競争原理という名の安全性の軽視です。マンションの耐震偽造ライブドアショックがその際たるものですが、それよりも1年前にほころびとして出たものが、この脱線事故だと思うのです。


 いやこれは、JR西日本、ひいてはJRの運転士の養成体制、運転システムに問題があったといえばそこまでなんですが、それでも、安全性を損なわせ、競争原理を拡大させてしまっている要因の一つに、自民党の政策があると私は考えます。


 経済的な利益の背景に、安全性と言うリスクがはらんでいること、そのリスクを考えなければいけないということを改めて胸に秘めた上で、今日の一日を過ごすべきなのではないかと私は感じます。

 
 9月に小泉政権は終焉を迎えるようですが、小さな政府により、所得格差はあるものの、景気の回復がなされている中で、これからは人の命というリスクを安全性という面で、きちんと支払っていくことが、国に、そして、企業に求められていかなければならないのです。