青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 夏休み1日目。いきなり地理のゼミでどうたらって知り合いから東京観光をドタキャンされる。まあ、別に今日行く方向では隅田さんの花火大会をしてるから混むだろうなあって懸念してたからちょうどよかった。買い物して、ちょっとうとうとして、で、ちょっと勉強して、一人で柏に行きました。予告してた通りねぶたを見に行きました。武蔵野線って案外便利なんだね。1時間半あれば柏に行くんだからね。そういえば、最近千葉の柏にもイオンショッピングセンターができたらしく、地元のジャスコの表記が「つがる柏」になってたもんね。


 で、結論から言うと、正直知り合いを連れて行かなくてよかったと思いました。以下酷評するので見たい人だけ見てください。
 あんなのねぶただと思われたらたまんないからね。最近、歴史学ではなく、無駄に都市の祭りに興味を持ち始めて、いろいろ自分なりに研究した結果、都市のお祭りはねぶたを「出し物の一つ」として扱う傾向がものすごく強いんだよね。まあ、それは祭りのグローバリゼーションによって外来から来た祭りを受容する最適な方法だと思うけどさ。
 でも、でもさ、青森とか五所川原とかつがるとか、そういうねぶたを見たり参加したりしちゃってる僕にとっては、何かサブ的な要素にされると気に食わないんだよね。現にねぶたパレード終了後は、ねぶたはねぶたで盛り上がって、中央ではエンドレスで柏音頭みたいな盆踊りをやってたし。あ、今思った。多分僕参加してないからこうやってひがんでんだよ。うん、きっとそうだ。だって、同じ傾向の船橋は楽しかったもん。
 あと、お囃子に本当はケチつけちゃいけないし、僕がケチつけれるレベルじゃないんだけど、要所要所で見事にミスしてるの。お囃子が合わなかったり、フライングしたり。個の技術はさすがっていう感じなんだけど、なんだかまとまりに欠けてた感じがしちゃったなあ。
 まだまだあるよ。あとは運行形態。運行範囲が限られるのはしょうがないけど、3台もねぶたがあって、ハネトが先頭だけっていうのはどうよ。もっと分散させようよ。それと、お囃子が先頭にいるもんだからねぶたのところには聞こえないわけよ。僕の中ではお囃子=ねぶたの後ろっていうのが共通認識だと思うんだけど、どうかなあ。
 それと、僕が一番腹が立ったのが、見せ物形式でやってたってことかな。簡単に説明すると、ねぶた一台を前に置いて、お囃子の人が前にいて、ステージの上で何だかよく分からない青森から来たおじちゃんと司会のお姉さんがいろいろと説明しながらやってるの。で、3台ねぶたが出たんだけど、2台を道路で運行させて、広場を開けておいて、そこに一般のお客さんを呼んで一緒に跳ねさせるわけさ。いや、跳ねさせるのはいいんだ、ねぶたを知ってもらえるし、祭りに参加するっていう意味だから。でも、そのおじちゃんが盛り上げるときに


 「みんな、のってるか〜い?」

 ・・・

 ・・・

 のってるか〜い?ハァ?何だそれ。しかも青森からわざわざ来たあんたがどうして柏に合わせなきゃいけないのさ。しかも、そんなに盛り上げなくたって、ねぶたは黙ってても盛り上がるんだよ、コノヤロー(マイク投げつける)!


 まあ、そんなこんなでねぶたも使いまわししているようですし、遠いですので、もう来年は行かないだろうなあ。「ねぶたパレード」って銘打ってるだけあって、本当にパレードでした。お祭りでも何でもない。ただのショー。それと多分柏のお囃子会は外国人の太鼓の人がすごく合ってなかったのがダメだったと思います。太鼓は自分のペースで叩くもんじゃない、笛に合わせるもんだ、って僕の中学からの友達が言ってました。まさにその結果だと思います。しかも太鼓って音が大きいから、太鼓が外れると一斉に外れ出しますからね。でも、青森ねぶたはどうなんだろうねえ。分からない。どっち主導なんだろ?知ってる人は教えてください。


 首都圏でねぶたを見ると、祭りの中でここまでぞんざいな扱いを食らうのかと思うと、愕然としました。しかも、何か柏の人はねぶたを楽しんでなかった気がするんだよなあ。ねぶたを写真で撮ってるだけだったし。慣れちゃったのかな。でも、ハネトになってるときは楽しそうでしたよ。でも、僕には心から楽しんでいるようには感じなかった。なんでだろう?


 以上、10年来のねぶたバカからの首都圏のねぶた観戦の意見でした。ねぶたはショーの一部なのか…。