教育で思うこと
ちょっと前に自殺に関する教育行政のあり方をめぐって、いろいろと議論が巻き起こったけど、結局教育もトップダウンが主流で、ボトムアップなことなんて受けて入れてくれないんだよね。だってさ、一年もかけて「子どもはいじめで死んだんです」って親が訴えても、行政が無視していたのに、文科省の大臣が「これはよくない」って言った瞬間、たった4日でころっと掌返すんだよ。
中学校でも習うと思うけど、これが「行政の肥大化」なんだよね。権力が明らかに行政に傾いていて、実際に携わる現場、あるいは親のことなんてあんまり見ようともしない。まさに古くからあるお役所体質ってやつさ。
まあ、この行政の肥大化も歴史を遡れば、江戸時代には確実にこんな状態だっただろうけどね。トップダウンの命令がまかり通って、百姓一揆などのボトムアップは、ほとんど取り入れられない。
こういうのを見てると、「権力」って何だろうって時々思ったりする。お金かな?地位かな?少なくともこの事件を見ている限りでは、地位と名誉が権力なんだろうなあ、って思う。
まあ、この日記を通して言いたい事は、「ウソをついたら、最後までウソをつかなきゃいけないことになる。それが今になって土下座して謝らなくてはならないみじめな大人たちなんだ」ってことだよね。