青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 やっぱり実習明けたら、日記のアクセス数が減ったね。というか、最近検索でヒットしやすいようなキーワードで日記書いてないからね。別にここは自分のはきだめみたいな場所だから別にいいんだけどさ。
 

 岩手県でも発覚したようです。しかも、その記事では既に卒業した生徒の卒業についてもどうたらこうたらって書いてましたけど…、


 これってもう一回高校生やり直せってことですか?


 自分がそうだからかもしれないけど、ニュース番組とかで「ありえない」といとも簡単に言ってのけるコメンテーターは許せないと思ってしまう。じゃあ、あなたがやってみればいいじゃないですか、って子どもじみた意見を表明してしまいたくなる衝動に駆られる。結局、教育格差がここでもはっきりと浮き彫りになったっていうことですよ。東京来て、青森を相対化してみることが非常に多くあるけど、僕は青森県の人って教育面については、すごくかわいそうだなって思う。それは青森から出ないと感じない事かもしれないけど、東京来て、いろんな地方の人、あるいは関東の人と接したり、東大とかをふらふら彷徨ったりしていてすごく思う。本当に地方は教育に恵まれていない。じゃあ、そうやって世界史を履修しない事が理解できないという人間は、現在の教育格差を是認しているってことなんだろうか。


 地方は塾がないから、結局高等学校が塾の代わりをしてあげなければならない。正直、高校時代は知の探究なんて、そんなのほとんと意識しなかった。センター試験や二次試験で点数を取ることをよしとする高校のスタイルだった。そんなの今教育学部にいる人間からしたら、魅力のない高校だと思うよ。思うけど、地方の人間が関東とか、都会の人間に勝つためにはそうした徹底した管理教育でないと、勝てないんだと思う。限られたカリキュラムの中で、いかに効率よく点数を取るか、だってそれが大学への近道なんだからさ。


 日本人は無駄を極端に嫌う人種。だから、時間に遅れたり、礼儀を知らないだけで、すぐ文句をいう人種。そういう人種だからこその管理教育なんだと思う。結局、今回の一連の問題は、単に学校現場だけでなくて、文科省にも功罪が少なからずあるよということを僕は言いたい。そして、地方が都会に勝つためには、こういう方法が最良の方法だとされていることを理解して欲しい、僕はそう思います。


 多分これからあと1週間ぐらいで、全国各地で富山や岩手と同じ事例が余るほど出てくると思います。これを機にまず「高等学校の社会科とはどうあるべきか」を役人、そして我々日本で教育を受けた者が考えていければいいのではないかと思います。その上で、現行カリキュラムにおいて世界史を取り入れるために、私は世界史+日本史、世界史+地理のセンター試験形式を提案したいと思います。覚える内容が減ったとしても、大学全入の時代ではセンター試験がある意味高校社会の全てになっているようなものですからね。センター試験を作っているみなさん、ぜひご検討を。