青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

「ゆとり教育」見直し…再生会議1次報告

安倍首相が設置した教育再生会議野依良治座長)は11日、都内で運営委員会を開き、1月中にまとめる第1次報告で、「ゆとり教育の見直し」を明確に打ち出すことで一致した。


いじめ出席停止も明記

 昨年末の素案には入れなかったが、委員から反発が出て方針を転換した。また、いじめた児童・生徒に対する出席停止措置の活用について、素案に続いて盛り込むことを確認した。出席停止後の立ち直り支援も併記する考えだ。

 この日の運営委には、野依座長、池田守男座長代理、山谷えり子首相補佐官義家弘介担当室長らが出席した。終了後、義家室長は記者団に「『ゆとり教育の見直し』を盛り込むことは合意した」と述べた。塩崎官房長官も同日、都内での講演で「『ゆとり教育の見直し』は報告に入れる方向と聞いている」と語った。

 見直し内容は第1次報告後に検討するが、これまでの議論では、一日の授業時間数の増加や夏休みの短縮のほか、「総合的な学習」の時間を削って主要教科に回すなどの案が出ている。

 このほか、教育委員会改革や教員免許更新制度などについて素案より具体的な内容を示すことも申し合わせた。一方、大学の9月入学やバウチャー制度は、検討課題にとどめる方針だ。

(2007年1月12日 読売新聞)


 内閣の諮問機関ですから、実現するかどうかはさておいてこのぐらい大胆なことを言ってもいいのではないか、そう思ったのが僕の正直な感想ですね。結局、「ゆとり教育」は「休み教育」と解釈されたことがそもそもの原因なんだけどね。そりゃ授業数を減らしたら休みたくなるのが日本という国なのですから。
 とりあえず主要教科を増やす方策として、


①一日の授業数を増やす(例えば中学では週28時間だから、ひょっとしたら7時間目ができるかも?)
②夏休みの短縮(多分北のほうは冬休みの短縮で、全国一律の休みに?)
③「総合」の時間を減らす(現在週3時間だから、これを1時間減か?)


 現段階では土曜復活はないらしいですが、それでも補習を土曜にさせるといった方策は出ている模様。
 う〜ん、自分的には②か③が現実的かなあ。でも、せっかく効果が出てきた「総合」を減らすのはあんまりだしな。一番いいのは②かな。それよりも前々から自分の意見としては土曜に「総合」を持ってきて、月〜金は「総合」以前のカリキュラムで授業する、っていうことなんだけどなあ。


 いずれにしても、「ゆとりの放棄」はほぼ確定のようですね。おそらくまた二十年ぐらいしたら「ゆとり」が復活するんだろうけどね。


 それとできることなら、教師の夏休み復帰も入れてくれるとありがたいんだけどなあ…。