青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 29日、特に何もなかった一日。収穫といえば大学院に行く人向けの教員養成プログラムがあるらしくて、どう?って同じ科の人に誘われたことかな。個人的にはやってみたい…多少面倒くさそうだけど、将来を見据えて。
 あ、ウキりんで1採用。


 30日、今日は午後に社会科教育学の総会に参加。自分は一応歴史学の人間なので、外部扱いでしっかりと2000円取られた。
 なぜわざわざ2000円払ってまで他分野の総会に出たかというと、大学院のため…ではなく、歴史で討論学習をする先生でおなじみの加藤公明先生が講演をしてくださるってことだったので聞きにいく。自分も授業のアプローチこそ違えど、加藤先生の本を使って授業をした一人なんで、結構楽しみにしていた。


 加藤先生の授業はやっぱりすごい。歴史をやっている自分としては本当に楽しい授業だし、理想の授業だ。絵巻物から借上を見る授業なのだが、絵巻物を並べ替えさせてストーリーを作らせたり、どうして僧侶が借上になるのかを考えさせたりと、答えの見えない分、既存の知識を使って考える過程、それが楽しかった。


 でもやっぱり伝統的常識的授業にとらわれてしまう自分としては、この授業で果たして知識は身につくのかな、というのは疑問に思った。加藤先生は「結局は教科書の暗記でしょ」という生徒を嫌な生徒として挙げていたが、最低限の知識をどう保障しているのか、それがやっぱり気になった。それでも加藤先生は、徹底的に歴史探究に専念しているからこそ、受け入れられるんだろうなあ、って思った。


 最後に加藤先生が言った「授業は戦いだ」、自分も強くそう思います。ぶっちゃけ基礎実習の頃から、常に授業は生徒との勝負だと思ってやってました。とても貴重なお話でした。