青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

久々に長編でも

 うちの地元のねぶた祭りが「つがる市ねぶた祭り」になって3年目。自分が小学校や中学校の頃のよりはシステム的なものも制度化され、さらには町内以外の団体、木造地区以外の団体も出るようになった。ぶっちゃけ多くの祭りが縮小傾向にある中で、ねぶた祭りだけは拡大傾向にあることを考えると、よっぽど津軽の人はねぶたが好きで、ねぶたバカなんだっていうことがよく分かる。


 しかも去年から出陣式や喧嘩太鼓の競演がこれまでの会場から、松の館の隣の広々とした駐車場に会場変更になってからは初めて見たので、ぶっちゃけまだ慣れていない部分とかもある。


 で、2年ぶりに木造のねぶたを見て、自分的にちょっと嘆かわしいなあって思ったのは、他地区の人(特に五所川原の人)が木造のねぶたに流入している傾向があるということ。現に自分の3つ下の同好会の後輩も、去年から木造ねぶたに出ているらしいし。しかもそれまで見る機会とかもほとんどなかったんだそうで。
 もちろん、他地区の人にこんな町内規模のねぶたが広まって、それで盛り上がるのは大いに構わないし、むしろ歓迎すべきことなんだけど、でも、ぶっちゃけ小さい頃からもう15年近くねぶたに参加したり、見たりしている自分としては、扇型のねぷたが登場の地点で何だか釈然としない。まして、そこの団体は旧柏村地区と銘打っておきながら、結局中心でやっている人の半分近くは五所川原の人。しかも、出陣式の日に裏で囃子の練習をするわ、挙句の果てに今日に至っては、立佞武多の囃子をやる始末。ぶっちゃけ、五所川原に行って、木造の囃子やったら怒られるんだよ。それは青森に行って弘前やるのと同じぐらいタブーであるはずなのに…。


 やっぱり時代と共にねぶたも変わっていかなくてはならない時代なんだなって改めて痛感した。


 まあもう昔の話だけど、自分は五所川原の囃子はあんまり好きじゃないのですよ。暗いし長いし。木造の喧嘩囃子で育ってきた自分としては、五所川原のテンポを毛嫌いしていた時期もあっただけに、木造に五所川原が…っていう今の現状をよしとしないのでこんな愚痴になったわけです。
 でも五所川原の囃子がなかったら、今こうやって笛を吹ける自分はいなかったわけだから、人生って本当に皮肉だよね。