青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日は午後から授業に出て、図書館で歴史地理教育を読んで、この前の卒論レジュメを少しだけ文章化して、下手なピアノをいじるだけいじって帰ってくる。
 今日は久々にすんごいテレビを見た。ヘキサゴン→はねる→トリビア趣味悠々水曜どうでしょう→録画したそのとき歴史がうごいた→ラジオ→モバボス。で今高校講座世界史。どんだけテレビ好きなんだ、自分。でも、今日はテレビを見てものすごい笑ったから幸せだった。特に水曜どうでしょうは30時間番宣という自分が結構好きなやつだったから本当に大爆笑。



 
 歴史地理教育を読んでたら、やっぱ歴史は「人」に注目した方が絶対面白いよなあ、っていうことを強く思った。基礎知識は前提として必要だけど、それを敢えて誰かの視点から見るっていうのも必要だよなって思う。この前同じゼミの人の発表を聞いて、最近は社会科という科目を「個人」と「社会」という二つの視点でとらえていく必要があるなっていうことを強く思った。で、こと歴史に関しては「個人」を見ることが面白いものになるのだろうし、逆に公民や地理は「社会」をとらえることが求められているんだろうな、って。


 そんな意味で今日のそのときの緒方洪庵はすごく面白かった。そのときは結構構成の面とかで当たり外れがあるんだけど、今日のは当たり。再放送もあるだろうから、歴史教育を志す方はぜひ見たほうがいいかと。
 日本史的には緒方洪庵は大坂で適塾を開いて、そこから福沢諭吉ら近代化を進めた人物を数多く輩出した教育者として知られるけど、ぶっちゃけ適塾はあくまでも学びの環境を与えただけで、洪庵自身は主に医者として奔走していたことが分かった。天然痘のワクチン投与に奔走していた緒方洪庵の人生は波乱万丈そのものでした。でも、緒方洪庵が首尾一貫していたのは「人」を見る=仁術に長けていたということかな。そこには、近代医学の祖としての緒方洪庵と共に一人ひとりに目を向けた人格者、教育者としての緒方洪庵の姿がありました。
 まあ、詳しくは月曜あたりに再放送があると思うのでそちらを見てください。


 こうやって見ると江戸末期はそれまでの文系的な思想主義から、理系的な科学主義への転換期であるのでかなり面白いですね。こうしたところからも現代に生きる我々と当時の人々との認識のズレを感じます。社会科の先生はこういうズレがものすごく大好きなもんでね。



 あ、そういえば教職大学院が正式に設置認可されたみたいです。