青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日もいつも通り10時半に起きてしまったので午前は何もせず。午後授業に出てからその後は東京経済大学に行って卒論。うちの大学は席の数も少ないし、皆様勉強熱心なので空いている席がない。でも、ここは席の数が圧倒的だし知り合いもほとんど来ないからすごく作業がしやすい。おかげですごくはかどった。といっても、研究史のうちのまだ1000字程度だけど。
 明日も行こうかなと思います。


 今日のそのとき歴史がうごいたは伊達政宗の慶長遣欧使節団についてだった。政宗が秀吉に恭順し、領土を移動させられたんだけど、そこが金のとれるところで着実に富を蓄えていった。また一方で政宗は当時禁止されていたキリスト教を積極的に保護した。こうした幕府政策とは反対の道をいく政宗は一世一代の大博打に打って出る。それが慶長遣欧使節団だった。実は政宗はスペインとキリシタンの後ろ盾を得て幕府を倒し、自らを皇帝に位置づけようとしていた野望があったのである。しかしその野望も使節団が帰国し、スペインとの交渉に失敗したことによってはかなくもついえることとなったのである。その後、仙台藩は片隅へと追いやられることとなった。
 でも、伊達政宗は後世に語られることになった。それは多分に明治天皇による影響が大きい。明治になり岩倉遣欧使節団が見たのは支倉常長の文書だった。こうした海外へ目を向けた武士として明治天皇が武士のお手本として評価したのである。だからこそ、武将の中でも独眼流政宗という姿を獲得したんだろうなって…。
 そんなお話です。歴史の授業に役立てば幸いです。