青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日の午後に韓国から帰国しました。日本と気候が似ていたせいか、前回のカンボジアベトナムのように大きく体調を崩すことなく過ごすことができました。また20人という大集団だったで今回の韓国研修はものすごく楽しかったです。
 以下、おおまかな日程と感想を。


 1日目
 夕方、金浦空港に着いて、プルコギを食べてホテル着いて終わり。


 2日目
 公州大学校とのシンポジウム。この模様は翌日、現地の地方新聞にカラー写真付きで掲載されていた。シンポジウムでは、韓国ではグローバル化に伴って教科を英語で教えるといった英語教育の充実をはかっていることを知った。また、教育工学の先生が教師評価のコンピュータ化を大胆に行っていたことに、久々に学問的・科学的な教育学を感じた。
 夜は現地の大学生との交流。つたない韓国語だったけど、通じたことがすごく嬉しかった。韓国ではBoAは人気ないんだってさ。


 3日目
 韓国の小学校と中学校を訪問。韓国の小学校は先生の教科の専門性を強く打ち出していた。中学校は男女別学だった。休み時間に中学生が日本人が来たからって「サランヘヨ」って言ってた。韓流ブームを知っているのだろうか。 で、その中学校の敷地内に高校も併設(一貫ではないけど)されていて、そこは予備校の寮みたいな感じだった。何でも韓国では授業自体は18時に終わるのだが、そこから全員参加の補習ないしは自習があって、中学生でも終わるのが22時。高校生にいたっては寮に戻ってから25時まで勉強するらしい。そりゃPISAで好成績を残すよなあ、と納得。日本の中高生がいかに自由で、いかに幸せかが分かった。
 途中、百済で有名な王様の武寧王の墓(武寧王陵)に行った。時期的には500年ごろで、日本では大和朝廷があったころかな。まあざっくり言うと古墳。さきたま古墳に近いものがあった。
 夜は公州大学校が最大級のおもてなしをしてくれた。初めてふぐさしを食べたので、一度やってみたかった5〜6枚を一気に食べてみた。何でもあのおもてなしは大臣クラスのおもてなしだったらしい。その恩恵を受けた自分たちは何と幸せだったのだろうか。とりあえず公州最高!


 4日目
 公州を後にし、ソウルへ。ソウルタワーと国立中央博物館に行った。博物館はとにかく広くて、その気になれば3〜4時間はいれる。でもそれを1時間半で回った。もちろんここで有名な半跏思惟像は時間をかけて見たし。ちなみにここの半跏思惟像は日本にある広隆寺の半跏思惟像とほぼ同じ。文化の流入過程を感じることができた。
 ホテルの近くが明洞(ミョンドン)で、日本で言う原宿・竹下通りみたいな感じだった。
 夜の自由時間はタクシーに乗って、教保文庫という韓国一大きい、日本で言う紀伊国屋書店みたいな本屋に行った。日本の本もおいてあった。そこでコナンとデスノートの韓国版を買った。


 5日目
 まずは江華島に行った。ここは川を隔てて北朝鮮が見える位置にある。日本史的には江華島事件による日朝修好条規が有名な、あの江華島です。そこでは博物館と砲台に行った。特に江華島事件のきっかけとなった砲台には今でも銃弾の跡が残っていた。
 次にソウルに戻って、景福宮に。李氏朝鮮時代の王が政治をしたり、学問をしたり、生活したりする場所で、日本で言う京都御所みたいな建物です。ここには植民地時代に朝鮮総督府がおかれ、今はそれを壊し、光化門という入口の門を李氏朝鮮の頃に復元していました。
 それから仁寺洞へ。ここは骨董品とか芸術に関するものが多かったです。ここも人がすごかった。日曜日の竹下通り並みです。
 そして南大門市場へ。南大門はついこの間焼失し、今はもう何も残ってないです。ただ市場は上野のアメ横みたいで活気がありました。ここはとにかく安かったですね。偽ブランドが安く売っていました。時間がなかったけど、もっといたかったですね。
 夜は地下鉄に乗ってソウル駅へ行きました。韓国の地下鉄はイスが鉄の車両がありました。ただ、中は南北線みたいにちゃんとしていました。
 

 6日目(今日)
 おみやげ屋でコチュジャンを買って帰国。


 こんな感じでした。とにかく食べものが豪華でした。プルコギ、参鶏湯、石焼ビビンバ、骨付きカルビ、海鮮鍋と韓国料理を満喫しました。いやあ、研修旅行とはいえ本当にありがとうございます、って感じでした。


 貴重な体験をしました。これを糧にもっと海外にも目を向けていきたいなと思いました。