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今日は何もせず。うちのご飯があると基本外出しなくなる、っていうのが自分の悪い性格で。
それでも夜はふらふらと国分寺界隈を散策して、家に帰ってから、「霧の火」っていう戦争ドラマを見ていました。
8月15日を過ぎたにも関わらず、戦死しなくてはいけなかった北海道の人たちっていうのは本当に悲惨だったんだ、っていうのを初めて知りました。
何ていったって、ソ連も日本に対して領土拡大を目指していましたからね。戦争が終わったとはいえ、その後の外交(領土画定)を有利にするために戦争を延長させていたようなものですし。下手したら北海道がソ連の手に、っていうこともあったのかもしれませんし。
社会科の人間としては、これを「日本政府が断じて悪い!」と頭ごなしに教えるのも嫌だし、かといって、靖国みたいに賛美するのも嫌なわけですよ。近現代史に関しては、高校の日本史程度の知識しかないので、あまり大っぴらなことは言えないですけど。
個人的には、冷たいとは言われようとも、この本の内容みたいに、「なぜ日本が戦争に突き進んでいったのか」を多角的に、戦争が引き起こされるメカニズムを概念的に理解できるように指導していきたいとは思っているんですけどね。戦争とはこういうものである、では、現代の戦争を、日本の戦争を食い止めるためにできた(できる)ことは何だろう、みたいな感じで。
- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/07
- メディア: 新書
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まあ、一方ではこういうシステム的なことも理解しつつ、そこに生きた人々の「思い」などもふまえていくことが大事なんでしょうね。多分、戦争学習って、メカニズム→思い、という順番で教えることが、真に戦争をなくすために有効な学習になるのではないか、と感じているのですが、どうなんでしょうか。
今の人間は「思い」を強調されてもそれこそ「重い」だけで、ドン引きするし、かといって、システムだけ強調すると、「あっそ」とか、逆に「戦争賛美」ととらえられてしまう危険性もあるんで。その辺はバランスでしょうね。
あ、ちなみに女性中心のドラマだった上に、福田麻由子とか、渋谷飛鳥とか、市川由衣とか、なんかすごい(好きな)女優さんがいっぱい出てましたね。特に飛鳥ちゃんは久々に見たわ。ブログも終わっちゃったし、投稿していたラジオなんてもう2年も前の話だものね。それと、市川由衣はとても同い年には見えない若さでびっくりしてしまいました。まさか、とは思ったら市川由衣だったし。
まあ、決してそれだけを目当てに見たわけじゃありませんので、あしからず。