青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

新潟旅行記

 土曜から昨日まで中世史ゼミの同級生に会いに、中世史ゼミの先輩とともに上越まで行ってきました。以下、現地でやったことを箇条書きにします。

  • 9月6日

 11時半に直江津に到着。費用も時間も青森に帰る半分。うらやましい。
 昼食後、春日山に向かう。ここは上杉謙信の城下町としておなじみの場所。
 まずは、林泉寺。ここは謙信公ゆかりの寺で、謙信の墓もある。今年の謙信公祭りの際に、去年風林火山で謙信を演じたGacktが今年もここにやってきたんだとか。宝物館には謙信公ゆかりの品々があり、歴史をやっていた(いる)身としてはなかなか、乙な場所でした。


 次に、春日山神社。ここは春日山神社の字を東郷平八郎が書いていたり、大砲があったり、教育勅語の碑があることから、近代になって国家が上杉謙信神道に利用したことがわかるものがたくさん。近代をやるにあたっての教材の宝庫だった。


 それから、春日山神社の脇を抜けて春日山城まで登る。予想以上の登山コースで汗を大量にかく。いい運動になった。これぞ戦国の山城って感じの道で、謙信公の拠点が天然の要害でいかに攻めにくいかが体感的に理解できた。



 その後は、別な山でボブスレー(そり)に乗って童心に帰ったり、直江津の海に足を浸かって童心に帰ったりして知り合いの家に泊めていただくことに。
 夕飯前には、近くのお風呂屋に行って汗を流してから、家に戻って夕飯をいただくことに。きのこ汁に、栗ごはんに、酢豚に、どれもとてもおいしかったです。このおいしさを伝えられないのが残念。写真に撮ってくればよかったなあ、と今更後悔。
 その後は、深夜の2時ぐらいまで近況報告やかつてのような妄想全開トークなど、久々に話にはなが咲きました。

  • 9月7日

 深夜の話が盛り上がったため、昼に起きたため、昼もごちそうになる。そばと一緒に出てきた天ぷらがまたうまかった。知り合いが料理好きになる理由がよくわかる。
 2日目は高田方面へ。高田城の三重櫓を見て、近くにあった遊具でまた童心に帰る。

 その後は上越教育大学へ。日曜日だったのでほとんど何もやってなかった。なので、図書館で時間をつぶす。うちの大学よりも図書館は使いやすくてうらやましい限り。


 図書館にきた目的の一つは、たまたま検索をしていたら、上越教育大学の院生で立佞武多を主題にした論文を書いた人がいる、との情報を入手していたのでその修士論文を見に。うちの大学と違って修士論文が許可なしで見れる環境は本当にうらやましい限り。最初は検索で見つからなかったが、ようやく発見。発達臨床の専攻で、しかもうちの高校での立佞武多を取り上げたもの。2005年なのでちょうど「福禄寿と寿老人」の頃のやつ。発達心理でしかも臨床(フィールド)研究なので、生徒のアンケートや実際の聞き取りや語りなどが中心となっていた。
 実際に作業に当たっていた高校生の名前は仮名になっていたが、ひとりだけ露骨に津軽弁をしゃべり、見る人が見れば、どう考えても彼だろ、と特定できた人が…。事細かに分析されておりました。
 まあ、内容を要約すれば、立佞武多を高校の教育に導入することにより、郷土愛や地域に対する愛着、さらには自尊心や学校生活への満足度が高まる、という発達心理らしい自分からしたらありきたりな結論になっていましたが、細かな分析はさすがだな、と思いました。
 ちなみにそれを書いた人は、あとがきをよく見たら、僕が高校1年の時に立佞武多制作に関わっていて、その年に転勤してしまった先生だった、ということが特定できました。そりゃ確かにうちの高校をフィールドにできるな、と感じました。


 その後は、彼の研究室に行きましたが、現地の院生とは交流してきませんでした。本当は交流する計画でしたが、自分らも向こうも気まずくなるかな、という配慮で。最後にキャッチボールをして、ボールを一個なくしてから帰宅しました。


 夜は同級生の親御さんと共にご飯を食べ、同級生の祖母と共に花札をし、先輩のギター演奏で音楽を楽しんだりして、夜が更けていきました。


  • 9月8日

 上越にきた目的が昨日で達成されたので、今日はドライブ。同級生がよく行くスキー場に行きましたが、今日はお休み。仕方なしなし近くの温泉に行きましたが、そこもお休み。しょうがないので山を降り、昼食。新潟の海の幸に舌鼓をうちました。普段魚を全く食べないし、あまり好きではない自分でも食べれるぐらいうまかったです。
 その後は観光物産館にも行きましたが、そこもまた休み。ジャスコに行っても特に何もなく。今日はお休みばかりでした。
 しょうがないのでゲームセンターに行き、ビリヤードを。ビリヤードも東京では何度かやっていましたが、やる相手がいなくなったのでご無沙汰で。感覚が鈍ってましたね。それからホッケーもしました。


 そしてちょうどよい時間になったので、直江津の駅まで送ってもらい、17時の特急で帰り、新幹線と在来線を乗り継いで20時半に帰宅しました。本当、新潟って近いですね。

  • 総括

 同級生の家族は本当に暖かかったです。うらやましい限りでした。
 上越教育大学は、教育をやる人間にとっては最高の環境だと思いました。何もない、とは言いながらも車があれば市外へ出ていろいろ遊ぶ所やスーパーなどもありますし。
 上越市の雰囲気は、うちの実家の近くや青森市と本当に変わりません。なんで、とても懐かしい感じがしました。
 2泊3日、ずっと車を運転してくれた同級生には本当に感謝ですね。自分も実家に連れてきたいですが、本当に車がないと動けない世界な上に、自分はあまり車乗れないし。
 また来年も行きたいです。今度は上越だけでなく、そこから佐渡に足を伸ばしたいですね。