青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日はまた小学校に行ってきました。児童の授業観察を頼まれまして。しかも今日は東京都の研修の一環でもあったらしくたくさんの先生方がいらしていました。
 協議会では、普段は算数の先生が、「子供の素直な工場立地の認識としては川沿いよりも低地の方が素直なはず。なのになぜ低地ではなく、川沿いにこだわったんだ」と鋭いご指摘。そこは自分も気がつかなんだった。
 それでも本来は小学校5年で詳しく扱う工場の立地条件を、地の利と体験学習を生かして小学校3年生で行う辺りはさすがだなと思いました。4月は荒れ放題だった学級を、何とか座らせて授業を受けさせるまでに成長させたのは、先生の授業力(指導力)の賜物だなと感じました。
 と同時に、「小学校3年だから」とかそういう発達状況を度外視した指導も、やり方さえ間違えなければ十分可能だということを感じました。それと、専科の強みというのは実はここにあるわけで。
 だから、小学校の先生には、自分が一番専門としていた部分は、時間が許す限り、子どもの認識がついていく限り、どんどんレベルを高めて指導してみてほしいな、と思います。そうすると、何だかんだで子どもは先生のことを尊敬するし、付いていこうという気になると思います。
 僕は教師力とは授業力だと思っているので、小手先の指導方法や学校全体のカリキュラム論を習うよりは、むしろ専門諸科学の学問に一時期どっぷり浸かった方が、教師として強みを持てるのではないかと最近は思います。そしてそれは中等教育だけでなく、初等教育もまた然りだな、と小学校に行って思いました。


 なので、教師志望で見ている人なんていないかもしれませんが、もし見ていたら、今からでも教育学だけでなく、他の学問もかじっておいた方がいいと思いますよ。