青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 なんかどんどん鬱になります。
 昨日は採用試験の願書を書いていたら疲れました。なので、ゼミの時もつかれっぱなしで。
 今日は一日中論文どうしようか考えていた。しかし何にも解決にならなかった。
 知り合いから「素朴概念でやったら?」って言われたので頑張ってみたけど、なんだか面白くなくて。つまんなくて。自分には教育学は合わないみたいです。
 ホントは今日、まのえりのイベントがあったから行きたかったんだけどね。


 
 今日の歴史秘話ヒストリアは面白かった。いよいよ明日から始まる裁判員制度を見据えて、日本で初めて裁判を行った「司法権の父」、江藤新平について。
 江藤新平は歴史の教科書では、征韓論論争に敗れ、佐賀の乱を起こして敗北した、っていう反逆者というイメージでしかなかったのですが、いやはやすごい人だったんですね。
 実は江藤新平、日本で初めて法律に基づき、公正な裁判を政策として実施した人物。
 それまでの裁判は、裁判ではなく、お上(徳川)の「裁き」であり、犯罪人は問答無用で有罪。しかも自白が強要されたり、打ち首の上、見せしめに合う、という人権もへったくれもないものでした。
 それを江藤新平は、「法律」に基づいて裁こうとしたわけです。きちんと検察官や裁判官もいる中での判決。テレビでは、離婚裁判をしていました。しかも女性が勝つ。これは江戸の世ではありえません。
 また江藤は、行政がおかしなことをしていたら、それを訴えることも可能にしていました。これは現代民主主義においても非常に大きな意味を持っています。
 しかし江藤は佐賀の乱により敗北。裁判は政府主導により裁かれ、打ち首の上、さらし首になってしまいます。



 こうやってみると、近代裁判を目指した過渡期に江藤新平は生きていたわけです。
 こうした江藤新平の「思い」に注目することで、近代裁判の意味が見えてくるのではないでしょうか。