青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

戦国武将ブーム

 今日のヒストリアも真田幸村だったように、今特に若い子を中心に歴史ブームが起きています。お城めぐりとか、そういうのも女の子には増えているそう。これは、歴史大好きな自分としてはいい話。
 だけど、そんないわゆる歴女が好きなのは
 1.戦国もの
 2.幕末もの
 の、いわゆる歴史の王道の2点。
 そして、戦国ものは確実にゲームの影響がでかい。
 おまけに、こういうのが好きな子が惹かれるのは
 1.細かい戦略や戦法
 2.その人物の生き方
 このいわゆる2点。


 実はこれ、今の歴史教育と何ら変わらない。つまり、
 1.細かい事実教える
 2.その人に共感して感情的に考える
 ね、一緒でしょ。
 

 ってことは、はっきり言うと、
 「今の歴史教育は人間の社会認識や公民的資質など、いわゆる社会科が目標としているものに全く寄与していない」
 ことの裏返しであるわけです。



 でも実は僕は、歴史が好きな人が食いつく「戦国」「幕末」「戦争」
 どれも全く詳しくありません。
 なので、いわゆる歴史好きな人とは全く話ができない構造に自分はなっています。
 「あの武将のあの戦法はいいね」とか、「いやあ、○○兵器の」とか言われても僕は
 「はあ、そうですか」
 としか答えられません。



 じゃあ、僕は何が好きで歴史好きになったんだろ?やっぱテストの点数がよかったからかな?
 多分自己分析するに、あの歴史の「流れ」が好きなんだろうね。全体を通して変わっていく感じが。
 いち時代の細かい知識より、歴史の大きな流れ、そこに流れる社会構造、そんなのが好きなんだろうと思います。



 まあ、歴女が歴史を好きになってくれるのは大いに結構ですが、それは社会科ではないので。むしろ社会科では、
 歴史に特化するなら、ゲームの嘘を実証的に暴くとか、じゃあなぜそうやって真田幸村はキャラクター設定されているんだろう、それはどこから来たんだろう、とかを探求させて、メタヒストリー(解釈された歴史の分析)をするとか。
 社会科的に分析するなら、歴女はなぜ戦国武将や幕末の武士に惹かれるのか、それは彼らの生き方が素晴らしいから、じゃあ、今の男は素晴らしくない、なぜ素晴らしくなくなったのか、社会の構造が変わっていたり、男の権威が低下した(これは自分の個人的意見だけど)、とか今の社会現象として分析するとかだね。



 
 まとめると、
 1.社会科は戦国武将の細かい知識を教える場では絶対にない。それは好きなやつが勝手にやればいいので、それを社会科には求めてはいけない。つまり、それを社会科のせいにしないこと。
 2.そうはいっても、興味づけの材料としては格好のネタ。それを探求させて、社会科という科目を楽しくさせることは可能
 の2点を言いたいですね。