青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

ここ2週間の日記

 とりあえずこの2週間であったことを覚えている範囲で箇条書き。
 とりあえず6月6日〜11日は体育祭の準備。今年は異動も多かった関係で引き継ぎがきちんとなされてなく、ぐだりおんでした。それを傍目で見る僕。それでも体育祭をよくしたいと思う3年生の防波堤にはなっていたみたいで、毎日21時まで今の体育祭の在り方に愚痴をこぼす3年生の語りを聞いていました。
 ちなみに土曜日(11日)の予定が雨で延期。



 12日、バレー部の3年生にとっては実質最後の試合となるインターハイ予選。結果は残念ながら0勝2敗で負けました。そらそうだ、大方の3年生が体育祭でとられて、練習がほとんどできなかったんだから。しょうがない。それで勝とうなんて、おこがましい話はないですよ。
 それでも、どこもかしこもそこそこ強いリーグに入ってしまったので、隣のコートだったらコート決勝だったのになあ…という思いはあります。
 まあ、今の新採の顧問とかつての顧問との指導方針の違いから、戸惑いながらやってきましたが、とりあえずなんとか無事に終わったって感じです。本音をいえば、彼らが「よかった」という幸せな形で終わることを望んでいたのですが…。何か、中途半端な感じに終わった感は否めませんでした。



 13日、体育祭。雨が降る中、大きなけがはなく、時間どおりに進行し、なんとか無事に終わりました。これは、教師の力ではなく、生徒の、特に3年生の学校を思う力の賜物だと思います。
 教員が組織として成り立っていないうちの学校。それを組織として頑張った3年生の賜物だと思います。
 体育祭の実行委員会の影響で、バレーができず、インハイ予選当日も来なかった生徒がいたのですが、その生徒をバレー部みんなで称えてあげました。
 そして、3年生は「よかった」と、生徒会室で余韻にひたっていました。なら、それはそれでよかった、よかった。




 14日、廃人。
 15日〜17日、なんか腹が立つ。疲れているんだろう。
 18日、バレーの練習後、前の顧問に会いに行く。僕の中では近況報告だけでなく、もうなんか、いろいろ教えを乞いにいく感じ。自分が寺で修行する坊主みたいな。
 聞いてて思ったのは、もう現体制になった以上は、現体制のなかであれこれやっていくしかないんだな、ということ。僕は、自分の意見を主張する方ではないから難しいんだけど、それでも自分からも教育する意図をはっきりとさせ、それを大人たち(他の教員)に伝えていかないといけないんだなあ、と感じた。
 不満はたくさんあるけど、それを口にするだけでは先に進まない。かといって、自分だけで動くには時間的にも無理があるし、教育的にもよくない。やっぱり自分も、生徒も、失敗して何かをつかんでいかないといけなんだな、と思った。





 僕は今の3年生は、すごくうらやましいし、だからこそ、あいつらとは対等な関係でいたい。だから、自分が生徒会の顧問だから生徒会室を3年生に開放しているし、学校管理上、定時制がいるから非常によくないんだけど、遅くまで残ることを許容している。
 でも、じゃあ、今の2年生や1年生に同じ思いを持てているか、というと、そうではない。それは、3年生は今までの先生方の教育の土台があって、その蜜を僕が吸っているに過ぎないんだな、と思う。
 だったら、3年生の思いを、今の1・2年生に伝えること、これこそ今やっていかなくてはいけないことなんだな、と思う。そうでないと、去年と今年はよかった、だけど、次からはダメだよねえ、うちの学校ダメになっちゃったねえ、で終わってしまう。
 幸い、うちに入ってくる生徒は、素直だ。よくもわるくも真っ白。教育がほとんど行き届いていない。だからこそ、ヘマはするし、いろんな問題を起こす。イライラするとすぐ態度に出るし、大人の価値観をきちんと分かっていない。
 でも、昨日の話でバレーの先生が言っていたのは、「あいつらは、コツをつかむと、ものすごいエネルギーを発揮する。そのエネルギーをプラスに変えられた時の学校は必ずいい方向に進んでいく」ということだった。




 文化祭は残っているけど、3年生のマンパワーを借りることができるのは体育祭まで。来週からは、3年生の力も借りつつ、1・2年生に、「学校をよくする」とはどういうことか、を真剣に考えてもらえるよう、事を進めていきたいなあ、と思う。




 でも、僕がこのエネルギーをよい方向に導くためには、週に1度の休みが必要なんだよねえ。だから今日は部活に行かずにお休み。精密機械の補修を行っています。日記を書くのもその一環だし、こうやって思考の整理をするのもその一つ。とにかく来週から、まだ頑張っていこうと思います。