青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 昨日、久々に職場の同期会をした。教諭職になって2年。今年は自分の仕事が全然できなくてイライラしたこともあったけど、振り返ってみると、それもいい経験だったのかな、と。今になって思います。
 そんな中で、昨日話題になったのが、仕事のプライオリティ(優先順位)の問題。
 進路関係の部署に、今年新規採用で入った社会の先生(40代)がいるんだけど、その先生が教科指導を優先させて、進路関係の仕事を全くしてくれないという話でした。
 例えば企業とかなら、自分のテリトリーを守って、そのテリトリーの中で全力を注ぐという方法が大事だと思うけど、僕は教育職はその考えでやっていると、生徒が不幸になると思うので、それはなじまないかな、と。
 それで不思議なのは、同期3人は本当に「生徒のためには自分を犠牲にして働く」という点では一致している。本当に同期に恵まれたなと思う。




 その先生は、今世界史を教えてるんだけど、やっぱり内容主義の色彩が強いんだよね。いわゆる高校の先生によくある専門バカ。



 専門バカを否定するつもりは全くないけど、状況によるよね。特にうちの学校みたいに、読む・書く・計算するという3Rすらろくにできない生徒を相手にした時に、例えば資本主義と社会主義の話をするにしても、それなりのアプローチをとらないと、生徒は聞いてくれないわけで。




 それで興味がないから、ケータイでもいじろうもんなら、それを生活指導だ、って言って怒ったり。
 内容主義の弱さは実はそこにあるんだよね。



 僕なんかは、うちの学校なら、教科書に書かれている内容を全部教える必要はないと思っているし、教えるにしても、エッセンスだけを抜き出して教えれれば、OKだと思っているので。
 ま、興味がないから、その新採の授業は全然見にいかなかったけどね。



 目の前の生徒に合わせていかに教えるか、暗中模索をしながらやっていくしかないだろうね。