青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 昨日・今日と1泊2日で、宮城と福島に行ってきました。目的は2年半経って、震災復興はどれだけ進んでいる(進んでいない)か。
 初日は松島に行きました。松島の遊覧船なんかは、もう完全に復興していましたね。震災の痕跡を残すのは当時の写真と、「津波によってここまで水が上がりました」という表示のみ(ちなみに170cmくらい)。
 ただ、松島より先、仙石線の松島海岸〜矢本間は、未だに代行バスが走っている現状。せっかくだったので見に行きました。
 まずは、陸前富山駅に行きましたが、線路はほとんどなく、駅も廃れたまま。しかも復興する工事の気配もなし。かろうじて手前にある防潮堤の工事はしていましたけど。

 近くの商店の人に話を聞くと、2015年度の復旧を目指しているようだが、復興が遅れているとのこと。この商店も津波に流されたようで、今はかろうじて営業しているという印象でした。
 この現状で、今の自分にできたことはそこで120円のチョコモナカジャンボを買うことだけ、でしたね。何もできない自分がもどかしかったです。
 そこで、これよりも先はもっと復興が遅れているから見に行ってみるといい、と言われたので、さらに奥を目指しました。
 そこで行ったのが野蒜駅。「のびる」と読みます。そこはもっとひどく、電線は倒れたまま、近くの商店も崩れたまま。まるで3.11で時が止まっているかのようでした。この現状で、復旧となると本当にかなりの歳月が要するんだな、と。そう感じました。



 2日目は、福島に移動し、立入禁止区域ギリギリまで行って、放射線量を測ってみました。ちなみにガイガーカウンターは福島のTSUTAYAで借りました。なんと、福島のTSUTAYAではガイガーカウンターを貸出してくれるんだそうです。
 行った場所は、田村市葛尾村の境。線量を図ると、空気中で0.47マイクロシーベルト。ちなみに国の基準では、0.23マイクロシーベルトを超えると、1年間での許容量をオーバーするみたいなので、その2倍あるということですね。
 ちなみに草木にはもっと放射能が付着しているとのことだったので、草木の近くで測定すると0.99マイクロシーベルト。そりゃ除染が必要なわけですよね。



 ちなみに今回、初めて被災地の現状を見に行きました。2年半経っているからこそ分かることがいろいろとありました。起きた当時はみんなが注目するけれど、あれから2年半も経つので色んなことが風化しつつあります。
 でも、これを風化させてしまうと何にもならない。そう感じました。




 あと、行ってみて分かることって色々あります。やっぱり一度はその目で見るのがいいと思います。今回はそれを強く感じました。