本読みました
ここ最近読んだ本を紹介
- 作者: 児美川孝一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/06/05
- メディア: 新書
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読んで字の通り、現在行われているキャリア教育批判の本。最近はこんなのばっかり読んでます。
で、この手の類の本に共通するのは、「やりたいことを仕事にすべき」論の批判。結局この本もそれです。
で、この手の類の本に共通するのは、「社会が高度化し、これまでのモデルが崩壊し、仕事に対する『あるべき論』がなく、これだ、という結論が打ち出せない」こと。この本もやっぱりそれ。学び方を学ぶ、というか、結局は自分で意思決定しなきゃいけない、ってそんな感じ。
まあ、自分の持論は「労働というのは本来「つらいもの」であるということを教えるべき」だし、「やりがいを仕事にすること「だけ」を追い求めるべきではない」し、「今のキャリア教育は、結局「やりたいこと探し」にしかなっていないのはおかしい」っていうこと。だから、この手の批判本は出たらそれなりには読むようにしている。
と同時に、この手の批判に対する明確な回答はない、っていうか、絶対に出ない。ほんと、学校教育で「働く」ことを教えるのなら、労働とは本来つらいものだ、ということと、フリーターになったときに、どうやって生活していくのがいいか、を教えることに集約される気がする。だから、フリーターという生き方をもっと学校教育は見ていく必要があるんじゃないか・・・。最近はそう思っています*1。