青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 

公教育をイチから考えよう

公教育をイチから考えよう

 これからの公教育をまさに考えるための一冊。オランダの教育を参考にしながら、教師が知識を教授するという画一的に行う教育は、これからの知識基盤社会やグローバル化、AIの台頭などに対応できなくなるから、そうではない教育を模索すべきという一冊。そこに書かれているのは、教育の目標=本質を見定め、「よりよい教育とは何か」を考えることが重要であること、子どもたちにも、知識を教えるのではなく、そこにある本質を教えるべきこと、そのためには異年齢集団も含めた議論・対話が欠かせないことを述べている。
 正直なところ、この本を読むと、確かにこれからの社会にはこうした教育が必要だとワクワクする反面、現行の指導要領を逸脱することになりそうだし、何より今いる学校の生徒のニーズと真逆のことをすることになるので、そのバランスをとりながらやるには、相当な労力がいるだろうな、と。あと協力者と。
 


 そして、次の学習指導要領はある種、こんなことを目指しているんだろうな、と。小学校はいいけど、高等学校でこれやるのって、教材研究が大変なんだよね、その労力を僕にください( ノД`)シクシク…。