青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

馬市まつり起源

 もともとこの地域では馬のせり市がおよそ100年前から行われていた。そのせり市は大変な賑わいで東北の三大馬市に数えられるほどであった。そして、馬市にあわせて、会場であったつがる市木造松原地区では夜店やサーカス、お化け屋敷などの模様仕物が行われ、大変な賑わいを見せていた。かつての馬市の出店は松原通り一帯約1.5キロにわたって出店がずらりと並び、その賑わいは東京の満員電車のようであったそうだ。


 しかし、近代化の波でトラクターやコンバインなど農業の機械化が進み、それとともに農耕馬は減少し、馬市は次第に衰退の一途をたどる。そこで、昭和50年に「馬市まつり」が行われ、下山囃子にあわせて、馬ねぶたをひき、街を練り歩く「馬ねぶたパレード」、そして、夜には新田開発に尽力した農耕馬の亡霊を慰める儀式として、「新田火祭り」が行われる。「新田火祭り」では最後に一列に並んだ馬ねぶたに火が放たれ、真っ赤に燃える馬ねぶたと共に、夏の終わり、秋の訪れを告げるまつりになっている。