青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「学校」を作り直す

「学校」をつくり直す (河出新書) 作者: 苫野一徳 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2019/03/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 苫野先生が考える公教育の本質は(どの著作でも書かれていますが)、 「自由の相互承認」 である。 つまり…

資料問題から日本史を考える 共通テストの分析をふまえて

駿台の鈴木和裕先生の講座に参加してきました。その内容のまとめ。 1.センター試験と共通テストの違い ①共通テストは知らないことを前提に考えさせる ②資料問題が増えるとともに、資料から読み取れるものや、史料のそのものの読解にまで踏み込まなければな…

読んでいる本

はじめての明治史 (ちくまプリマー新書) 作者: 山口輝臣 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/11/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 東大をはじめとする明治時代を専門とする先生方が、東大で講義した内容をまとめたもの。そのため、…

問いの構造図から作る科学的探究学習の構成原理ー構造化しない「なぜ」学習の問題点ー

(要約) 加藤公明実践のような「1つか2つの資料の読み込みに時間をかけ、議論をさせてはどうか」という批判への批判 加藤実践自体は意識的に、前の時代(これまでの授業)で獲得した見方を活用して資料の読み込みを行わせている。ただし、 1.生徒に探究…

東京大学の日本史とは

今日は、駿台の福井紳一先生の東大日本史解説会に行きました。 福井先生の話の深さもさることながら、改めて東大日本史で問うていることの深さを感じた。 大問1は貴族が日記をつける理由。これはリード文を見て、当時の貴族の「すごさ」の基準が、年中行事…

受験指導&受験結果をふまえて思うこと

この記事は、以下の記事の続きになります。 この2年の日本史授業を振り返って - 青い森のねぷたいブログ 高校3年生の受験が一通り終わりました。今回の結果です。日本史履修者では一橋大学や早稲田大学、慶應大学、上智大学、GMARCHと呼ばれる大学に多くの…