青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

幸せな一日

 今日、2月11日は工業系の高校だけでのバレーボールの大会がありました。紅白戦をしたのはそのためなのですが。
 常々愚痴として、この日記にこぼしていた主顧問との思想の違い。その最たる犠牲者となってしまった3年生にとって、これが正真正銘の引退試合となります。
 しかもありがたいことに、自分が監督で、3年だけで出ることができる唯一の大会。だから、自分の思うがまま、3年生が思うがままにできる唯一かつ、最後の大会。だから、本当に3年にとって幸せな形で終わってほしい。これが僕にとっての切なる願いだったわけです。
 3年には本当に思い入れが強く、練習と練習試合のダブルブッキングだった時には、もう一人のバレー部の先生の前で涙を流して、3年の練習を体育館でやらせてほしいと訴えたほど。



 昨年は準優勝だったので、ねらうは優勝…ですが、かなりの練習不足。



 どうする、、、、、



 ゲン担ぎしかないな。


 練習ができていない分、家の前にある神社に願掛けもし、前日と前々日には「かつ(勝つ)丼」も食べ、とにかく今自分ができるありとあらゆるゲン担ぎをして、当日。





 1試合目は25−17、25−11の2−0で勝利。相手もミスしてくれたので勝てた試合。




 2試合目は、結構がっちりバレーをしているチーム。去年はこんなチームじゃなかったんだけど・・・
 これは、勝てるか、かなり不安でした。




 1セット目22−25で落とす。




 2セット目25−21で取り返す。




 そして3セット目。相手も対応してきて、17−23で負けていた。




 万事休すかな、と思ったけど、ここから怒涛の追い上げで22−23に。
 



 22−24から24−24でデュースに。




 ここから、点の取り合いに取り合いを重ねる。





 もう監督(僕)、プレーを直視できず。ただひたすら神に祈るのみ…。




 そしたら、あいつらもミスしない、しない。確実にプレーをする。
 点の取り合いに取り合いを重ね、33−32に。




 最後、エースにトスが上がる、スパイクを打つ、向こう返せない!




 やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 34−32でフルセット&デュースにもつれ込みながらも見事勝利。





 いやあ、奇跡、本当に、奇跡。





 バレーの神様も、彼らの頑張りを見ていてくれたんだな、と思いました。




 結局、決勝は去年と同じところにボロ負けでしたが、それでも、2年連続の準優勝となりました。





 うわ、どうしよ、バレーしたことないのに、準優勝監督だって(笑)。




 でも僕は、ただただ彼らの頑張りを支えただけだし、選手がとにかく諦めずに頑張っただけなので、僕がどうのこうのっていうよりも、彼らを褒めたたえてあげてほしいな、と。





 それと、これから別々の道を歩んでいく3年生にとっては、本当にうれしい、最高の思い出になったんじゃないかな、と。
 僕もこの1年は、主顧問との絡みで苦しくて、3年生の期待にそえるようなことは全然してやれなかったけど、それでもこうやって自分たちのプレーで「準優勝」って形で終われたのは、本当によかったな、と思います。




 
 そして、その輪の中に自分がいれたということ、これは本当に教師冥利に尽きるな、と思います。
 いやあ、幸せ。本当に幸せだ。






 とにかく今日は祈りすぎて精も魂も尽き果てているし、明日も1・2年の大会なので、ここまでにしようと思います。本当に、よかった、よかった。