青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

成人の日

aoimori2005-01-10

 どうしてハッピーマンデーがあるんだろう?僕ははっきり言うとこれ大嫌いです。これを考えた某首相を恨みたいくらい。高校時代はこれがあるせいで3連休だから週末課題がどーんと出るし、3日も休むと陰鬱で正直火曜日に行くのが億劫になる。それでも僕は学校大好きだったんで高校時代は皆勤(補講、模試も含む)だったんですが。
 で、みなさんはどう思うのかが聞きたくてこの前ちょっと祝日について調べてみた。まず、成人の日。これは、いろんな説が挙げられているのだが、一番僕が感銘を受けた説が昔は陰暦に基づく数え年であったために、新年に元服(大人になる通過儀礼)をするのが慣わしだったそうな。ところが、陰暦の1月1日は朔月、つまり新月であったために縁起がいいとはされなかった。そこで1年のうちで初めて満月になる陰暦1月15日に元服を行ったというところから由来しているのだそうです。それが慣例化し、いつしか陰暦1月15日=元服の日、それがかつての成人の日に由来している。
 次に、海の日。これはもともと7月20日だった。しかも、平成8年からという非常に新しい祝日である。この日の由来は明治天皇明治9年東北ご巡幸の帰途、灯台視察船「明治丸」で、青森から函館を経て横浜にご安着された日だそうで、もともと「海の記念日」として制定されていた日だそうな。
 それから、敬老の日。これはもともとは9月15日だったので、僕が小さい頃は「僕の誕生日の次の日はいっつも休みなんだ」と小さな自慢をしていた日。この由来は昭和22年(1947)に兵庫県多可郡野間谷村(現多可郡八千代町)村長が「老人を大切にし、年寄りの知恵をかりて村づくりをしよう」と提唱して定めた「としよりの日」が発端となっているそうだ。また古くは聖徳太子悲田院という、老人をいたわる施設を作った日であるという説もある。
 最後に体育の日。これは有名な東京オリンピックの開会式が行われた日で、しかも、一年で一番晴れる確率の高い日。だからこそ、この日を祝日にして運動会などのイベントを開いてください、ということで制定された日なんです。


 このように歴史的に由緒ある祝日を外国が勧めたからといってみすみすと変えてしまう某首相は僕は嫌いです。こんなの決めている暇があったら、もっと別な法を作れ!ともおもってしまいます。しかも、今やゆとり教育の失敗からも明らかなように、このような法律は国や自治体が正しい休みの過ごし方や何かかしらのイベントを提唱しない限りは、余暇でもなんでもなく、国民を無気力にし、堕落させる一因ともなりかねません。僕はいまこそハッピーマンデー法を廃止するべきだと思っています。勤勉がうりの日本人的特徴を無理に欧米化する必要は更々ないと僕は思います。
 強い意見で申し訳ありません。