青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

最近の反日活動について

 一応僕の思ったことをつらつらと書きたいと思います。社会科専攻なんで。まあ、語気を強く書いている方もいらっしゃいますが、僕はそんなに強くは思ってないので、普通に書きたいと思います。


 僕が一つ思ったこと。こんなこと書くと、社会科としては怒られるのかもしれませんが、中国は日本の歴史を繰り返しているな・・・と。もちろん、中国は真っ赤な思想が刻々と流れていた国ですから、多少違うところはあるのですが。経済が民主化されて、市場経済が導入されたこと(=日本の経済民主化アメリカからの独立の同義と考える)によって、中国人民の生活が裕福になり、若者が学業に関心を向けるようになった。

 端的にいうと、僕は今の反日行動はかつての日本の安保闘争学生運動と同じような感じがしてならないのです。生活が裕福になり、意見が言えるようになり、思想が活発化され、そして、今回の歴史認識問題が発端となってこのような行動が起こった。ただし、日本の学生運動が政府に行ったのに対して、中国の学生は政府ではなく、日本へと矛先を向けた、たったそれだけの違いだと思います。

 具体的にいうと、日本と中国の歴史認識の違いとか、中国の反日教育の徹底だとか、いろいろ浮かび上がっては来るのですが、客観的に見れば、中国は日本が現代において歩んできた歴史を繰り返しているのに過ぎないのだな、と。

 「歴史は繰り返す」という言葉はよく言ったものですが、まさにその通りになっています。このまま歴史が繰り返すことになれば、中国の経済も向こう30年ぐらいで頭打ちし、不況、経済政策の転換など先進国が歩んできた歴史を同じように歩むのではないかと思います。

 近代軍国主義の日本を北朝鮮で垣間見ることができるのなら、安保闘争などが行われた1960年頃の日本を今の中国で垣間見ることができる、僕にはこう思えてならないのです。