青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

祭りとわげもの

 2回目です。今日は五所川原立佞武多について考えてみたいと思います。
 立佞武多に関しては正装だとか、厳しい服装のルールはありません。祭りに参加したい、そう思えば誰でも、どんな服装でも出れます。普通の私服でも。ただ私服だと浮きます。絶対。去年経験済みです。
 そして、立佞武多で面白いのはいわゆる青森ねぶたで着ているような浴衣はほとんどいません。うちらの高校の囃子方五所川原市の踊り手さんぐらい。他はそれぞれの団体、あるいは会の半纏に太鼓を叩くような衣装(腹掛、股引、鯉口など)が大半です。そのため、いわゆるさらしを巻いた女性や、浴衣を着ていない、太鼓ファッションスタイル(上半身は腹掛だけ)のわげものがかなりうようよしています。


 そのため、最近では青森のカラスがこっちに来たのではないか、というぐらいカラスみたいに騒ぐわげものが増えています。客観的に運行を見た5日には立佞武多の一番後ろにわげものを集めて、騒がすだけ騒がしていました。あと、8日の閉会式の際には、西北病院前の交差点で、もうわげものが騒ぎ放題。それを黙ってみているしかない観光客。う〜ん、皮肉な事です。僕はそれを素通りしてきました。


 規制しようと思えば、出来るのでしょうけど、別に迷惑をかけているようにも思えない。確かに観光客の視点に立てば、いない方がいいから、規制すべきは規制すべき。しかし、祭りっていう観点に立てば、別に迷惑はかけていないから規制する必要もない。この辺は難しいところなんですよね。立佞武多も今、こういうさわぐわげものを規制する一歩手前ぐらいまで来ているんでしょうかね。僕の意見とすれば、今のように一番後ろで騒がすだけ騒がすというのが一番よい手段だと思います。傷害事件が起きているわけではないですし、わげものだって騒ぎたいですし、そして何より青森のような企業単位ではなく、地域の祭りとしての自負がまだありますからね。難しいところだと思います。


 今年の観光客数は6日間で169万人だったそうです。そんなに人がいるように思えませんでしたけど。せいぜい100いかないくらいだと思うんですがね。まあ、参加している側なんでよく見てないですけど。県で第2位の夏祭りに成長した五所川原立佞武多、観光、地域の祭りの両面からコースを含めて今後も祭りについて僕も含め、五所川原は来年にむけて省察していくべきだと思います。
 明日は、「弘前にカラスはねとはなぜ少ない」について考えてみたいと思いますが、弘前ねぷたをよく知らないもんですから、弘前の方、弘前にはカラスみたいな人っているんでしょうか?ぜひ情報下さい。