青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 そういえば、駒苫の話してなかった。うちの弟がさぞかし盛り上がってるんだろうなあ。今頃実家にいたら、30分ぐらい父親とこの話題で盛り上がってただろうなあ。父親の昔の頃は…とか。
 まあ、元高校球児の父親からも散々聞いてますが、昔は愛のムチ(今だと暴力)って当たり前だったんですよ。僕の中学の頃の学年主任の先生が僕が中3の時に話してたんですが、80年代の荒れた学校の頃に、ほうきとかトイレ掃除の時のブラシの柄を割って、角を尖らせて、規則を守らないやつは頭から血が出るぐらい殴ったみたいですし。
 今日の報道ステーションでもやってたんですが、指導(しつけ)と体罰(暴力)の明確な境界線っていうのが人によって異なりますからね。信頼関係があれば、多少殴ってもそれは愛のムチになるんでしょうし、逆に暴力とも取れるのでしょうし。今の生徒は暴力はできない、ってことを学習してますから、これが厄介。新キッズ・ウォーみたいにぶって、分かってくれれば苦労しませんし。
 明徳義塾の時に父親が言ってましたが、高野連も昔は「連帯責任」と称して、悪いことが発覚すれば即刻対外試合禁止でしたけど、今は該当者を退部させることで、「連帯責任」を避けることができるんですよ。山梨の日本航空高校がその例で、6月に部員が悪いことをしたにもかかわらず、迅速な報告によって、該当者の退部のみで見事に甲子園にやってきてますし。
 だから、今やってはいけないのは、喫煙・暴力を隠蔽することなんですよね。これは処分が絶対的に重いと思います。まず半年以上は対外試合禁止ですね。名門校ゆえに隠蔽したくなる気持ちは分かるのですが、それを迅速に報告すれば、こんな大事にはならなかったはずです。まして今回は57年ぶり、高校になってからは初の夏連覇の高校が不祥事ですから。しかも、まだ駒大苫小牧は隠蔽するつもりみたいですから、相当重いでしょうね。


 人間で言うならば、虫歯と一緒です。早めの治療(報告)なんですよ。隠蔽すれば事が悪化するだけです。
 これで明徳も駒大苫小牧もかつてのPLや仙台育英のように、一度表舞台から消えていくでしょうね。というか、選手にはかわいそうですが、消えなければならないと思います。それだけショックを与えるようなことをしているのですから。
 あと、優勝剥奪、優勝旗返還なんてそんな前代未聞なことだけはやめてください。選手は悪くない、選手は頑張ったんですから。でも、あの高野連のことだからなあ。