青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

ライブドア事件

 今度期末試験でこれの概要を説明しろっていう試験が出るみたいだから、現在のところ昨日の授業を聞いて分かったことを羅列。
 まず、ライブドアは株式会社です。そして、ライブドアM&A(吸収・合併)を行いながら、成長を遂げてきました。それは、新世代の旗手とも言われるほど。
 そして、株式会社の大きな特徴は、所有と経営の分離です。所有とは株主の視点で、決算の承認、取締役の選出を行い、取締役のチェックを、一方で経営は取締役の視点で、決算報告書・有価証券報告書を作成し、株主、あるいは投資家たちに示すことになっています。つまり、経営をチェックする機構として株主がいます。そして、取締役は株価が高くなるように行動をするわけです。


 ライブドアは簡単にいうと、この「所有と経営のバランス」がうまくなされていない、つまり、所有者も経営者もライブドアの幹部で、もっと言えば堀江さんが支配しているということです。そうなったら、もうごまかし放題じゃないですか。で、このごまかしをモラルハザードって言うのですが、モラルハザードが起きているわけで、それが明るみになったということでしょう。


 で、有価証券報告書、これは、未来の株主、つまり、投資家たちに示す情報なわけで、これをライブドアは偽装していたわけです。ということは、投資家たちはこの報告書への懐疑を示し、投資が鈍るわけです。で、売り注文が殺到。取引停止へと進んでいきました。


 せっかくの株価高騰を、一気に暴落させてしまったライブドアの経済界への責任は大きいと思います。ライブドア所有と経営の分離の最大の特徴であるチェックがうまくなされず、それがモラルハザードを引き起こした結果の連鎖的な問題と見るべきだということだようです。おそらく責任は免れないでしょう。逮捕の可能性も十分あります。

 
 こんな感じだそうです。相撲見ながらなんで、許して。