青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日は御茶ノ水→お台場。で、お台場ではalutoのライブを見た。ちょうどお台場ではハガキ職人のイベントが開催されていた模様だったのですが、金銭的&時間的余裕を考慮して今回は行きませんでした。


 日テレで日雇い労働のやつをやっていた。最近、成熟社会で生き抜くために社会科で身につけるべき力は何か、を少し考えている自分としては、単純に「う〜む、派遣労働は許せない!」とも言えないし、かといってみすみすこれを追認していれば、第二第三の秋葉原事件(テロ行為)が生まれるし。
 それを止める防波堤の一つが学校教育だし、特に社会科は社会背景をきちんと理解させ、そして考えてもらうことが重要。その参考に、最近は藤原和博氏の本を手当たり次第に読んでいるわけなんですが。
 



 日雇いの問題は企業の側からしたらとても合理的だけど、実際にそれを受ける側からしたら人をモノみたいに扱うから、人権もへったくれもなく、それで「自分はダメなやつだ」とやさぐれてしまう可能性が極めて高いわけで。


 でも、だからといって雇用を正規にすると、人件費が会社を圧迫して会社がつぶれてしまうわけで。例をいうと、マクドナルドが今いるアルバイトをすべて正社員にした場合、ハンバーガーは1個1000円になるとも言われていますからね。今の低価格で正規雇用を採用するとマクドナルドは完全に倒産です。


 あなたは1000円のハンバーガーを食べて多くの人々の心を取り戻す覚悟はありますか?道徳なら「取り戻せ」って教えるのですが、社会科は明確な答えは出せません。むしろ答えが違っていいし、違っていることを前提にして話をすることが重要なわけです。






 社会科ってこうやって真剣に考えると、暗記を超えた、深い科目になるはず、なんですがね。