特別支援学校に行きました
そんな最中、勤務校の隣にある特別支援学校に初任者研修の一環で行ってきました。
そこは、肢体不自由者がメインだったのですが、担当だったのが一切しゃべれない人たちばかりだったので、何を意図して反応しているんだろう、というのが全く分からなかったのがとにかくきつかったですね。
その辺は、長く一緒に過ごしている先生方は、こうだろう、っていう感じで読み取っていましたし、その子が何で喜ぶのか、何で怒るのかがしっかり分かっていてすごいなあ、と思いました。
特別支援学校は教育の原点の重要性が感じられたところでした。
授業も肢体不自由者なので、からだをほぐす、体幹を鍛える、運動をするところから始まるっていうのも斬新でした。
ただ、肢体不自由でコミュニケーションもほとんど無理な生徒が相手なので、食事、排泄などもすべてやってあげる、これが前提になってくるので、今自分がやっているような教科教育なんて発想は全く持てない。
例え東京都の社会科で採用されたとしても、特別支援学校に行く可能性だってあるわけですから、自分みたいに教科教育の経験を積んで、それを生かしていきたい、と考えている人間からすれば、特別支援学校は「こんなはずでは…」と感じてしまう場所かもしれません。
ひょっとしたら、こんなところで3年間は耐えきれない、と思ってしまうかもしれませんね。
その点では、今の職場は恵まれているなあ、って思いました。