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AKBのやつも読み終わったので、次はこれを読んでます。
- 作者: 孫崎享
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2012/07/24
- メディア: 単行本
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今、日本史で戦後史を学習しているので、買おうか迷ったんですが、購入しました。
一言でいうと、戦後のアメリカの陰謀史観(って昨日の朝日新聞の書評に書いていました)。でも、それが面白い。資料も細かく示されているし、「高校生にもわかる」っていうのがねらいなので、進学校レベルの高校生なら分かりやすく読めるのではないかと。
例えば、吉田茂は、アメリカ追従の外交をした結果、日米安全保障条約を結んだわけですが、アメリカが冷戦下でさらなる軍事拡張を要求し、吉田がそれに反対すると、権力の座から引きずり下ろそうと画策し、再軍備を主張する鳩山一郎に期待する。だけど、鳩山一郎は、独自外交を重視し、ソ連との国交回復に動き出すと、鳩山を引きずり下ろす・・・みたいな内容です。
日本とつながりが深いがゆえに、日本の政府がアメリカの顔色をうかがわざるを得ない状況が戦後の通史として書かれています。
まだ読み途中ですが、おすすめ。