青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日はとりあえず以下の本を買いました。
 

商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)

商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)

 社会学者が「商店街」について焦点をあてた本。よく1970年代以降に商店街が衰退した理由に、「大型スーパーや郊外型のショッピングモールが登場して、そっちにお客をとられたから衰退した」という考え方がありますが、筆者はそれに異を唱えています。ざっくりいうと、例えば初期のコンビニを支えていたのは、元々酒屋をやっていた人たち。ということは、商店街にいる人たちがむしろ積極的に、商店街のコミュニティを破壊していたかも・・・的な感じ。
 でも、「商店街」のような地域コミュニティが、震災後の東北の復興では重要視されているところからも、「商店街」は衰退しているようで、衰退していない、そんな内容かな。



 こちらは打って変わって、ショッピングモールの話。まだ途中ですが、こちらは郊外型のショッピングモールではなく、むしろ近年、都心を中心に広がっている、六本木ヒルズ、東京ソラマチなどのショッピングモールを素材としていて、筆者は、本来なら独立して存在してもいいものに、そこに人が集まるところから、そこに意図的に商店を入れ、集客させるという、新しいショッピングモールのあり方に注目。これをショッピングモーリゲーションと呼んでいます。
 新しい商店のあり方を知る上でオススメです。






 というのも、1970〜80年代に広まった「消費社会」を「商店街」や「商店の変化」を中心に、せめて概説だけでもやろうと思ったので、二冊購入しました。来年は多分やらないだろうけど。でも、読んでて個人的に面白いので、もうちょっと精読しようと思います。