青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

教育ニュース

 久々にいろいろと書いてみたいと思います。まず一つ目

 4都県連携 日本史「必修化」要望へ
神奈川県教委は、東京、埼玉、千葉の各都県教委と連携し、公立高校で日本史を必修科目とするよう文部科学省に要望することを決め、8月31日に開かれる4都県の教育長協議会で提案する。学習指導要領では、高校で世界史は必修科目だが、日本史は地理といずれか1つを履修する選択科目。同県の県立高152校で、日本史を選択する生徒は約7割で、約3割は日本史を履修せずに卒業している。一方、大学入試センター試験では例年、世界史よりも日本史の受験者が多い。必修化は全国的な課題として、学習指導要領の変更を求めようと、まずは首都圏で足並みをそろえ、機運を盛り上げることにした。
[2006年7月22日付 YOMIURI ONLINEより要約]

 これは、前期の教育法の授業でいろいろと考えさせられたものに近いんですが、かつて高校も社会は「社会科」という一つの教科でした。でも90年代初頭、ちょうど平成になりたての頃に、「地理歴史科」と「公民科」に分かれました。なので、教育法とか、免許とかも明確に分かれています。(まあ、僕は両方取るんですけど)
 それに加えて、現行のカリキュラムでは「世界史」が必修化になっています。でも、ぶっちゃけて言うと、僕社会の先生目指してますが、世界史ほとんど知りません。限りなく無知に近い状態。これはまあ、うちの高校が進学校だからという現状もあるんですけど…。


 で、なんで高校で世界史が必修かっていうと、中学で日本史をやるから。それと、国際化。でも、今の履修情況を見ると、必ずしも世界史を必修化する意味があるのか?って僕は思うんですよね。むしろ需要のある日本史を必修化し、その上でもう一つ、地理か世界史を取らせるっていう方がいい気がするんですけどね。まあ、日本史しかやっていないから賛成に回ってるんだけどね。でも、日本史を必修にしたところで、今の進学校はどっちにしろセンター目指してやるから、1科目しか履修させないだろうけどね。


 でも、大学にきて思うのは、やっぱり一国史観にとらわれない巨視的なものの見方をつけるためには、世界史か地理のどっちかを学んで、国際性を身につけたほうが得だなあ、って。普遍へ開く社会科であるならば、やっぱり世界を見据える事は大事なんだろうなあ。