青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

ちょっとまじめに書いてみる

 五所川原立佞武多運行が今年で10年目を迎える。1998年に「親子の旅立ち」が五所川原駅前から出て、80年ぶりに町内を練り歩いてから早10年。当時中学1年だった自分も、今や大学4年生。月日の流れの早さを感じる。
 この10年の間に、五所川原の観光は急速に成長を遂げた。花火大会も含めた6日間の観光客数は約160万人。これは青森のねぶた、仙台の七夕に次ぐ東北の夏祭りの観客動員数である。たった10年で町内規模の小規模な祭りが、県内外から多くの観光客を寄せるまでになったのである。
 ここ数年の立佞武多を見てみると、まずお囃子会の成長が著しい。今や10近い囃子団体がある。それだけ地域社会に立佞武多が根付き出したということだろう。かつては町内会だけに脈々と受け継がれていただけのお囃子は、共通の囃子ができたことでその枠を超え、多くの人が知っている。
 そして、五所川原で味をしめた人たちが木造に流入している。それが近年のつがる市ねぶた祭りだろう。
 

 また、ここ数年でカラスハネトの数がべらぼうに増えた。簡単に言えば、青森にいたカラスが五所川原に移住してきている。五所川原市も遂に今年から規制に乗り出した。乗り出したとはいえ、青森市のように条例を制定したわけではない。今年がカラス規制の元年であるだけに、けが人や逮捕者が出ない事を祈るばかりだ。自分も小学校4年生で青森ねぶたを初めて見たときに、カラスの集団がいたらしく、最後の方は満足に見れなかった。今年は果たしてどうなるのだろう。


 祭り開始から10年を迎え、立佞武多祭りもひとつの曲がり角に差し掛かっている。それでも立佞武多のすばらしさは普遍である。機会があればぜひ見て欲しい。