青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

雑記

 テレビっ子の僕が最近見たテレビで思ったことを羅列していきます。
 水曜日の深夜にNHKで韓国でいじめ問題をどうやって解決しているか、みたいな放送をしていました。その解決方法としていじめを報告したら点数を与え、いじめをしていたのが分かったら減点され、一定の罰がたまると社会奉仕や掃除などをする、といった内容でした。それにいじめが起こったら警察に突き出すし、法によって裁かれたという事例もありました。


 これはいわゆるゼロトレランスという考え方で、日本でもちょくちょく導入されています。しかし、日本人だとこういうやり方をすると、人権だと権利を楯に批判する人の方が多いと思います。


 僕はこれを見て、こうしたことは韓国だからできることだと思いました。韓国研修に行って思ったのは、韓国は未だに儒教思想が強く、また教師の身分や立場が大いに保障されています。だからこそ点数付けという科学的・工学的なことをしても批判や風当たりは強くないんだと思います。それは韓国研修のシンポジウムで発表をしてくれた向こうの教育工学の先生の発表を聞いてもそうです。先生の人間性等の要素はとりあえずおいておいて、評価システムを作り上げる、こうした姿勢は日本におけるいじめ解決のためのひとつの方策にはなるのだと思います。


 でも、日本だとどうなんでしょう。少なくとも子ども=純粋、子どもの個々を尊重する、と考えるうちの大学の思想には大いになじまないような気がします。またそんなことをしたら、親が乗り込んでくる可能性だってあります。つまるところ、日本における教師の身分や立場が低いからこそ受け入れられないのではないかと思います。


 もちろんケースバイケースです。いじめが表面化しなければ子どもの個々を尊重すればいいのですし、いじめが表面化したらそういう方法もある、ということを覚えておくべきだと思います。


 ちなみにこの点数をつけたりするのを見て、かつてGTOで同じのをやっていたなって思い出しました。ま、あれは点数つけるのを真っ向から批判していましたが。


 で、昨日は怒りオヤジを見ていて、堀内健の子どもとの接し方は天才的だなと思いました。行動そのものは本当にひどかったのですが、まず子どもとじゃれあったり、抱きしめたりしながらコミュニケーションをはかり、そこから悩みを聞く、っていうあのスタイル。僕にはマネできませんが、あれはすごいと思いました。