青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今週は疲れがどっと出た一週間でした。おかげで日記を書けていないわけです。


 月曜、家に帰ってきたら何もしないままに眠ってしまい、気づいたらもう3時!


 しょうがないのでそのまま寝ました。おかげで次の日はばっちり早起きでした。


 火曜、朝から授業に行き、昼の演習は例によって先生のトークショー。夜のゼミもゼミで先生の演説みたいなもんだから疲れがどかっと来る。宮台真司を読んだのだが、今の教育をボロカスに。むかつくんだけど批判できないもどかしさがあるわけです。


 水曜、公民教育の演習で報告。これが3回目。この報告さえなければ前期はだいぶ楽なんですが…とここの研究室の院生全員が不満を改めて書いてみる。法教育よりもそれなりにちゃんとやっているからこれで修論になるのでは…とふと思ってみたり。
 3時間目の法教育の授業では、附属国際中等教育学校(元大泉中)から社会科の先生がいらしていた。その中には2年前、感動の基礎実習でお世話になった先生もいた。約2年ぶりの再会でした。が、お忙しそうであんまり感傷に浸ることはありませんでした。それでもお世話になった先生の話は思わず感動しそうになりました。内容と懐かしさで。ああ、自分は少なからずこの先生の影響を受けているんだな、って思いました。
 ま、どんなに頑張ってもその先生は「B」しか単位をつけませんが。先生…そこは未だに恨んでます…。


 木曜、附属小金井中での授業観察。この日も朝が早くかなりおねむな状態。附属の先生だから、という色メガネを外して検討してみる。2つ授業を見たが、日本史は生徒の反応が鈍く、自分もつまらなかったが、世界史の授業は生徒の反応もそこそこで、自分はまあそれなりに…だった。この差は何だろう…っていうのを真剣にトーク。で、結局附属の生徒は、「未知なる知識」にかなりの好奇心を抱く=質問の嵐になる=授業が盛り上がる、ということが分かる。これをふまえて頑張ろうと思う。
 午後は雨の中、研究室の雑用(粗大ごみ捨て)。先生の対応が悪く、疲れがたまっていたせいか、みんな半ばキレ気味での作業だった。


 金曜、今日はボランティア。5時間目に社会科の教育実習生が研究授業をしていたので見に行く。内容は「東京の工業」。社会科の授業類型でいうと、網羅主義クイズ式授業*1だったけど、生徒の反応がすこぶるよかった。それに班でプリントの答えを埋める活動をしてくれたので、自分もがんがん中に入っていろいろ口出しできた。子どもの活動に入れたという意味では、今のボランティア先の社会科の先生より全然ましな授業をしていた気がします。うちのボランティア先の先生方は、網羅主義説明式授業*2だから、介入の余地なし。おまけに見ていて眠い!ってなっちゃうのでそれよりは「よい」授業だったと思います。
 放課後、ボケーっとしていたら、その実習生の方が来て、感想を求められました。いきなりだったので、びっくりしたのと、ここはとにかく褒めておいた方がよい、という親切心からあまり的確なことは言えませんでした。実習生も全くメモしていませんでしたし。まあ、批判しようにも、子どもが積極的に手を挙げて発言していた授業でしたからね。「いい」授業だったと自分は素直に思います。



 今週は何だか社会科の授業を考える機会が多くてありがたいです。が、その分現場に出てこれ言ったら怒られるかも、っていう視点を身につけている自分がいるので、「先生」としての自分と、「研究者」としての自分の葛藤があります。

 

*1:勝手に命名。教科書の流れを大前提とし、子どもに質問をして答えてもらう活動が多い授業。

*2:これも勝手に命名。教科書の流れを大前提とし、子どもにもあまり質問せず、教師がひたすらしゃべくり倒す授業