青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日は来週以降の資料収集に奔走。
 小学校の授業は、これから始まる前半部分に注文が殺到し、結果全面見直しというはちゃめちゃな結果に…というのは昨日の話でした。
 でも、自分は前半の授業担当ではないのであんまり頑張らないことに決定。
 ああ、今頃前半担当の社教の院生は寝ずに頑張っているのでしょうね。
 自分は共倒れするのがいやなので、後半の裁判員の授業をちゃんと作ろうと思います。幸い他専攻の人ばかりがこっちに集まり、自分の教材観で授業を構想しやすいので俄然やる気が出ます。
 



 それと、自分にもう一つ仕事が舞い込んできました。
 卒論の手直し。
 何でも、卒論担当の先生が、その学生の論文のあまりの勉強してなさぶりに、本気で落としてやろうかと検討中で、担当でない先生経由で自分に指導するように、とのお達しが回ってきた。
 早速、その学生の論文をみると、
 こりゃあひどい
 最初と最後が一致していないし、先行実践は一個しか挙げていないし、果ては何を言いたいのかが全く分からない。
 でも、その学生は極めて真面目な人で、時間さえあればきちんとした論文が書けるような学生。
 その学生から時間を奪っている存在、それが




 東京都教師養成塾




 ざっくり説明すると、大学4年の段階で次年度の採用を保障する代わりに、現地校に派遣され、初年度研修に近いものを受ける、という内容。
 しかも、東京都の研修は半端ない上に、現地校で授業をたくさんさせられるもんだから、その教材研究やら研修に行くやらなんやらで、肝心の卒論に関する研究が全くできないという現状にあります。
 実は去年のゼミの人にもいて、その人も3年までの貯金で何とか論文を書けたものの、納得するようなものは書けていない様子でした。
 おまけにここの研究室は何にも指導しないのが定番。その上にこれとなると、出来上がってくるものの質は明らかです。




 
 自分なんかは中等の人間だからこういう制度はないですが、これからこの制度を利用して先生になろうと思っている方、





 悪いことは言いません。こんなのは大学を出て教師になってからでも全然遅くありません。幸い東京都は採用もまだまだよいので、正規採用にすぐなれます。むしろ大学4年はまだ大学生を楽しんでいた方がいいと思います。




 こういうしわ寄せが今自分の下に来ています。で、自分も結構お人よしなので、これから少し時間を使ってアドバイスしようと思っています。




 つーか、養成塾を理由に卒論を書くための努力をしないことは当人の問題だけど、少なくとも僕は努力するための方法を教えない先生の方に問題があるとも思います。ほんと、何なんでしょうね、うちの研究室は。