青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

4月2日

 2日間であいつの傍若無人ぶり、経済的なおもてなしをしてくれない、おもてなしはおもてなしでも、自分にとってはちょいと迷惑なおもてなしに僕のストレスとフラストレーションは沸々と湧き上がっていました。
 そして、この3日目で遂に爆発してしまうことになるのです。では、近畿迷道中、3日目の始まりです。




 3日目はあいつが早く家を出たおかげで、こっちも10時ぐらいに家を出ることができた。でも、できればもっと早く出たかった。
 


 というのもこの3日目は、自分的には旅のメインである奈良へ。奈良の有名どころを改めて回り、来るべく教育実習の参考にしようと目論んでいたわけです。
 しかし、理想どおりには行きませんでした。まず一緒に行ったYが世界史履修のため、日本史にまるで興味なし。終始つまらなさそうな顔をしていたので、本当に申し訳ないなあ、とは思いつつも、自分の主観でどんどん突き進みました。


 最初は興福寺へ。奈良公園の辺りなので、鹿がわんさか。が、鹿と戯れるでもなく、興福寺の国宝館へ。
 そう、今回の目的の一つ、興福寺仏頭と、阿修羅像を見るため。国宝館に入ったら、あった、ありました、仏頭が。高校の日本史の文化史で一番最初に覚えてしまうあのインパクトのある顔が。いやあ、実物が見れて嬉しかったです。実物を見て、右の耳と左の耳の大きさが違っていた事とかも分かりましたし。
 あと、阿修羅像、これもよかったですねえ。それに、鎌倉時代のものである天灯鬼像・竜灯鬼像も。立佞武多「絆」の鬼子母神の下にいるあいつらね。もうとにかく国宝館は日本史好きなら一度は訪れる価値のある場所ですね。興奮してグッズをいろいろと買っちゃいましたからね。
 ちなみに興福寺は現在、金堂を復元建設中らしいですよ。


 その足で次は東大寺へ。ここは修学旅行で行った事は行ったんだけど、迷わず行きました。大仏殿は桜が咲いててキレイでしたよ。ここで撮った写真が今回の旅行でのベストショットでしたね。
 そして最もよかったのは、大仏が撮れた事。実は修学旅行では曇っていてうまく撮れなかったわけです。それがこの日は晴れていて、正面からあの大仏をしっかりと収めることができました。
 大仏を見た後は、正倉院の外観を見てきました。教科書にあった校倉造の代表的建造物。ただ、位置的に遠かったので少し疲れましたね。でも、見る価値はありました。
 それから三月堂(法華堂)へ。ここでの目的は、教科書に載ってある不空羂索観音像と日光月光菩薩像を見ること。500円は高かったけど、すごく重々しい雰囲気で、座禅を組んでひらすら座っている人とかもいました。歴史の重さを感じました。


 東大寺で予想外に時間がかかってしまい、時刻は既に15時半。お寺はだいたい16時半で受付が終わってしまうため、次が最後、ってことで、唐招提寺へ行きました。
 が、しかし、唐招提寺はまさに残念な感じに終わってしまいました。まず、メインの金堂が平成21年まで工事中。なので、まともに見ることができず。さらに、講堂もちゃんと見れない、鑑真像は6月だけ、というありえない展開。まさしく600円の価値の無い見学となってしまいました。
 さらに言えば、唐招提寺に着いたのが16時半。なので正味30分もいなかったことになりますね。しかもおみやげ選んで買ったら、もう閉門すれすれで何とか外に出たし。もうほんと残念って感じでした。


 そうして後味悪く薬師寺の外観だけを見て、奈良の旅はちょっと残念な感じで終わってしまいました。まあ、興福寺に行けたからそれで十分だったけどね。


 そして京都に戻ったんだけど、あいつが来るまで1時間半ぐらい空きができたから、四条京阪で下車してまた白川通りへ。そしたら、森脇健児がいた。すげーと思って写真を撮ったけど、ぶれちゃった。観光客に対して親切に走るポーズまでしていて、いい人だなあって見てた。多分感謝祭も走ったのかな。見れなかったけど。
 

 で、あいつと合流して飯。1000円で済むかと思ったら1300円かかってちょっとがっかり。で、まーた予想通り御所散策。何が、昔ここ(御所)に住んでただよ、何が夢でよく見るだよ、とかバカにしながら、口喧嘩しながら、御所を出、バスに乗る。そしてバスから降りたときに事件が。


 何と僕があいつに預けていたかばんがない!そう、あいつがバスに忘れてきたのです。幸い、赤信号で止まっており、青になったけど運転手さんが僕に気づいてくれて事なきを得ましたが、その時にへらへらしていたあいつの態度を見て、さすがに僕は怒鳴りましたね。多分生まれて初めてだと思うよ。人に怒ったの。あの時は本当に激昂してた。冷めてからちょっと凹むぐらい怒ってた。


 そんなこんなでまた飲みやがって、人を責めたてやがって、さらには人のかばんを忘れやがるあいつに、もう我慢の限界を来たした一日でした。


4月3日へ続く