青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

金八レビュー第8シリーズ第12話〜愛と歴史のお話〜

 まだまだ続きます、このシリーズ。ですが、ぶっちゃけ書くことがありません。何てったってああいうこと、青春時代にはなかった時分ですから。
 それにしても、恋するっていうのは大胆ですねえ。ただあの二人の関係は恋であっても愛にはなり得なかったんでしょうね。いや、むしろシタゴロロはないんだから恋でもないのか…。う〜ん、分からんです。
 一生懸命って言葉、これは元々一所懸命という言葉でした。多分学校で聞いたことがある人は、鎌倉時代の主従関係の中から生まれた言葉だと聞いたのでは。自分はそうでしたね。でも、よーく考えてみれば、鎌倉時代の主従関係はもともと頼朝が作ったもので、その背景には関東に土着した東国武士(テレビでは坂東武士って言っていたけど)が開発によって得た所領を維持する、ということがあったんだよね。だから、金八流の解釈だと「一所懸命」は、そこにとどまり守るべきものは守り、戦うべき事は戦う、そういう意味があるんだってことなのでしょう。それこそ古代から中世の移行期にかけて武士が「侍」たる所以なのでしょうね。


 ちなみに、今の我々の感覚で言えば、武士にとっての所領とは、単にそこに住むという意味ばかりでなく、頼朝政権が成立し、鎌倉時代になると今でいう給料のような意味合いも持っていたことを忘れてはいけないと思います。つまり、武士にとって自分の開発した土地、あるいは権力者からもらった土地は是が非でも守るべきもの、生きるためには必要なものだったのです。
 だからこそ武士は「一所懸命」その土地を守ったし、権力者の側から言えば、それを背景にして御恩と奉公という封建制社会を作っていったのでしょう。
 こういう背景が分かってくると、おいらの卒論も少しは意味のあるものになります。ただ、こういうあやふやな知識は論文にするのは危険なので敢えてしませんが。


 ちょっと歴史っぽくなりました。申し訳ないです。2時間で得たものがちょっと少ないですね。