青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 今日はうちの大学の中央懇談会に出席してきました。まあ、いわゆる大学側との話し合いの場ってやつですね。当然のことながら意見するまでも無く、おとなしく聞いていただけですが。
 それにしても、よっぽど学費を上げてほしくないんでしょうね。今、内閣法案として「来年度の国公立大学の学費を現行の520,800円から1万5千円上げる」というのがあり、3月の国会でこの法案が可決されれば、来年度から学費が53万円になるということなんです。で、うちの学長が「学費は上げない」と前期のこの懇談会の場で言ったらしく、そこに集中攻撃がされていました。まあ、大学側の話を端的に言うと、「お金が無い」と。で、国公立大学の9割が来年度から学費を上げると。しかも、財務省が上げることを前提にして大学への援助を減らす(毎年の定率の援助減を含めて合計1億数千万って言ってましたが)ことを既に決めたと。だから、学費増加はやむを得ない、ということでした。もちろん、学生側がこれに納得するわけも無く、話は白熱する一方。いろんな方策が出されましたが、結局は「なんとか法案可決阻止へ大学連合側としても働きかけるし、学生側も学生運動を通じて働きかけるようにするのが1番かと」という結論に達し、詰まる話は国会が可決したら、上げると。そういうことに一応収斂されました。これは、もう少し考えるべき問題でしょうね。今どんどん大学が私立に近づいていますからね。私立に近づけるなんていう概念そのものがちゃんちゃらおかしい話なんですが。僕が高校時代はまだ学費は48万でしたから、ここ数年で5万も上がっているわけですよ。全く持っておかしな話ですよ。あまり意見は言いたくないんで、この辺にしておきますが、これはもう少し考える必要があるな、と感じました。
 それから、うちの大学では例年入学式を体育館で行っていたのですが、来年度からは府中の森でホールを借りてやるらしい、ということを初めて聞きました。これはどうも経費節減のためらしく、ちょっと大学側が矛盾した発言をしていたし、決定ではないので何とも言えませんが、どうも「父母のために入学式を中継させる設備だけで2百万かかり、その他設備費を入れると入学式に300万かかると。で、それを府中でやると25万ぐらいで済むからもう仮契約した」という話らしい。これのどこが問題かというと、うちの大学は入学式の後に、クラスオリエンテーションと呼ばれる学科ごとに集まって、新入生の自己紹介や先輩方の学校紹介などいわゆる、同じ学科での親睦会みたいなことを行うのですが、それが府中に移ることで実現を難しくさせていると。あるいは、出来ないなんてこともあると。で、これに関しては「まだ検討中としておきながらも、仮に府中でやったとしたら、クラスオリエンテーションのために府中から大学までのバスを出してはどうかという案に一応賛成はしてくれた」という感じですね。
 あと、カリキュラムや施設のことはほとんど検討中だとか、請け負ってくれませんでした。ただ、学校側もギリギリの中で学生と共によりよいものにしていこうとする誠意だけは感じました。そんな2時間半でした。