青い森のねぷたいブログ

青い森です。東京の某所で教職についています。教職に関することを主につぶやいていきます。

 昨日はゼミでした。ゼミの先生が日本社会科学会で発表したやつを輪読してました。歴史学には今こうやって学会でバリバリっていう人がいないのでこういうのは嬉しい。
 テーマとしてはこれから新指導要領にも入ってくるであろう「法教育」について。簡単に要約すれば、法化社会の到来の中で、現行目指している法教育(「行列のできる〜」みたいな感じ)は危ないんだよ、それは法を絶対遵守せよっていう道徳になるじゃん、っていうお話。先生は批判精神の塊みたいな人なので、まあ、あの先生からしたら至って普通のことを話しただけなのだろう。
 飯の席では、「どうして小学校の先生を目指す人は学者にならないの?」っていうのが宿題で出された。僕なりに理由を考えたけど(言われてたかな?)、きっと「子どもが好きだから」だと思う。もっと言うと、「子どもと向き合う時、先生は少なからず子どものいい面をみていなかくてはならない。つまり、子どもと向き合う時には相手を肯定しなくてはならない。しかし、学問というのは多かれ少なかれ相手を『批判』しなくてはならない。しかも先生を目指す多くの人は(自分もだけど)、『批判』を『否定』ととらえてしまいがちなのだろう。ここでいう『批判』は相手の意見について建設的に議論することであり、相手を人格的にけなすものではないが、『否定』は相手の意見が嫌=その人が嫌いということである。つまり、小学校に限らず、先生になるべき人は学問的な素養以前に、相手を『批判』することは相手を『否定』しなければならないことだと考えてしまうから学問に嫌気が差して学者にならない」のだと思う。ぶっちゃけ自分はそうだし、関東の社会科の学会はだから報告だけになるんじゃないのかな。


 まあでも、こんなこと言ったら先生に怒られそうだし、別に次の火曜日までには忘れてそうなので言うのはやめます。


 今日は大学院入試の第2問は例年、「現代社会の問題をひとつ取り上げて指導案作成」という問題であるため、ぼちぼち指導案を作ろうと思い、図書館へ。でも、知り合いと長話になってしまった。まあ、楽しいし、ためになるから全然苦ではないのですが。自分の考えの確認にもなるし。
 その後は金融教育の指導案をいくつかコピーして、ゼミの人と飯に行く。小学校の人にとって中学校は、子どもが寄って来ないからちょっとつまらないみたい。でも、附属の先生が教材研究を死ぬほどやっていたことには感銘を受けた模様。自分も付け焼刃で授業するのが一番嫌いだからとにかく教材研究には時間をかけたしね。社会科好きは、教材研究好きなのかもしれない。
 後は公民分野になって自分の実習教諭の先生の豹変ぶりを聞いてちょっとびっくり。


 金融教育のやつをコピーしたはいいけど、論文読んでもそこから進展が…。そしたら偶然、ブロードキャスターでブラジルのバイオマスエネルギーのことを紹介していた。感銘!!これを授業にしようと思います。
 しかもちょっとネットで調べたけど、バイオマスエネルギーって授業の可能性を結構模索しているみたい。これはチャンス!!ちょっと頑張って指導案にして、ゼミの先生にこてんぱんにされてこようと思います。


 いやあ、テレビにも何が転がっているか分からないもんだね。